2013年12月27日金曜日

2013年の振り返りと2014年の目標設定

2013年が終わろうとしています。2013年を振り返り、2014年の目標設定をしたいと思います。

2013年の振り返り

まず、ターゲットとして最も重視している貯蓄率(手取り収入に対する純資産の増加率)は、133.8%と目標である55〜60%を大きく上回る結果となりました。手取り収入以上の純資産増加となり、大変満足しています。支出のコントロールと良好な市場環境が噛み合った1年となりました。

総資産から負債を控除した純資産は、2012年末対比で+161%増加しました(ドルベースでは+116%)。

【貯蓄率】    133.8%(投資利回りも含む)
【純資産増加率】 +161%(円ベース)
         +116%(ドルベース)

2014年の目標

続いて、2014年の目標です。貯蓄率のターゲットを、今年の目標から2パーセント引き上げ、57~62%とします。また、年末時点でのキャッシュ比率を最低で25%にまで引き上げたいと思います。

来年4月から始まる消費税増税(5%→8%)により、貯蓄率は悪影響を受けることになります。一方で、受取配当金の増加と支出の見直しにより、貯蓄率の2パーセント引き上げは自然体で可能と判断しました。手取り収入が今年と変わらない場合、純資産(円ベース)は、30%程度増加する計算です。

キャッシュ比率は現時点で20%弱ですが、株価の上昇に伴い、徐々に引き上げる必要があると考えています。しかし、株式評価額の上昇と、ブルマーケットにおけるリスクテイク姿勢の前衛化により、キャッシュ比率は低下する傾向がありますので、意識的に引き上げることが必要と判断しました。

【2014年の貯蓄率目標】 57~62%(2013年対比+2パーセント)
【2014年末でのキャッシュ比率】 最低で25%を確保

今後の投資スタンス

最後に、現時点での2014年の投資スタンスを記したいと思います。基本的な考えは去年書いた時点から殆ど変わっていません。昨日も書いた通り、引き続き株価は上昇する可能性もあるし、下落する可能性もあると思います(要はどうなるか分からない!ということですね)。

NISAについては、実際のところどうなるのか分からない点が多いので、様子をみながら考えようと思います。NISAに限らず、投資先は割安なグローバル企業が中心になるかとは考えていますが、投資先はまだ見つけられそうです。

それでは、今年一年ありがとうございました!来年もどうぞよろしくお願いします。
2014年が皆さまにとって良い一年でありますように!

2013年12月25日水曜日

2013年12月末の資産状況

少し早いですが12月の振り返りです。

金融緩和からの脱却が始まった

とうとう米国は金融緩和からの脱却に着手しました。開始時期については、事前の予想が右往左往しましたが、結局マスコミが大騒ぎしただけで円安・株高がいっそう進むことになりました。日経平均は16000円台にまで上昇しています。

我々庶民にとっては、円安も、物価高も、増税もまったく嬉しくないのですが、株高だけで浮かれモードになるところがなんとも不思議ですね。百貨店を始め、年末商戦は好調のようです。

日本人ってそんなに株式持ってましたかね?結局、円安にしてインフレ&景気浮揚&財政再建するしかないのが実態なのではないのでしょうか。

思い込みは禁物、常にオープンマインドで

一年の振り返りと来年の目標は別途記事にしようと思いますが、現在のスタンスについて簡単にまとめたいと思います。

リーマンショック後のように、はっきりしたベアマーケットでは、長期的視点で株式を購入すれば遅かれ早かれ報われる可能性が高いのですが、現在のようなニュートラルな状態はどう転ぶかわからないということが大前提です。

確かに、昨年と今年は株価が上昇しましたが、歴史的に見れば5年連続での株価上昇も不思議はありません。驚くような株価の上昇が続き、PER30倍の世界へ突入ということも十分ありえるのです。逆に、今年一年の株価上昇をすべて帳消しにする株価下落があったところで、まったく不思議は無いのです。

この不確実性こそが株式リターンの源泉であり、成功には経済的・精神的余裕が不可欠なのです。今年はすべてが自分の思ったとおりだ!と錯覚しかねない年でしたが、常に自分の思った通りになるとは思わず、市場から撤退しないことを最も重視すべきだと思っています。

短期的な動向に左右される事なく、長期的な視野に立ち、株式投資を続ける方針です。引き続きぞうぞよろしくお願いします!


【新規投資】…1銘柄
しまむら

【配当金再投資】…19銘柄
Wells Fargo、Phillips 66、Anheuser Busch Inbev、ConocoPhillips、Archer Daniels Midland、Chevron、 Exxon Mobil、Johnson & Johnson、Intl. Business Machines、Norfolk Southern、Eli Lilly、Microsoft、Unilever、3M、Walgreen、Mattel、McDonald、
The Coca-Cola Company、UnitedHealth Group

【売却】…1銘柄
コカコーラウエスト

【貯蓄率】
・149%(55〜60%が目標)
※貯蓄率は、手取り収入に対する純資産の増加率と定義

【純資産の先月末比】
・円ベース +4.7%増
・ドルベース+2.7%増
 ※純資産は、総資産から負債をネットアウトしたもの

2013年12月24日火曜日

しまむらを購入

年の瀬が迫ってきました。S&P500を筆頭に株高は続いており、楽観ムードでの年越しとなりそうです。こんな局面で株式を購入する方は、短期的に株価が2割程度下がってもなんとも思わない胆力のある方ばかりだと思います。

今月に入り、コカコーラウエストを売却し、しまむらを購入しました。コカコーラウエストについては、割安感がなくなったことから売却しました。株主優待は良かったのですが、株主優待と心中するつもりはありません。

なんでまた、しまむら?

しまむらは、偶然ガンブリア宮殿で特集されていた(テレビ東京のリンクはこちら)のを見て調べ始めました。そして、日本にもこんな企業があったのかと正直驚きました。

決算データをざっと30年分と、文献2冊を確認したところ、業績は素晴らしく、財務体質は強固であり、株価も適正であったので迷わず購入しました。この力強い業績とは裏腹に、その圧倒的地味さから、むしろ将来が悲観されているようです。ほかに悲観すべき企業はたくさんあるでしょう、と思うのですが。成長戦略がまったく描けないとかいう証券アナリストは、ファーストリテイリング並みのアグレッシブさを期待しているのでしょうか・・・さも優秀な証券アナリストと私のどちらが正しいか将来が楽しみです。ここまでPERが下がってくると、利益の増加は、株価の上昇に直結しますね。








日本のウォルマート

右肩上がりの売上高、店舗数、利益は日本のウォルマートといっても過言ではありません(もちろん業態は異なりますが)。これほど長期間ぶれることなく、合理的かつ安定した経営をおこなうためには、経済的な強みが不可欠であると断言できます。

ビジネスモデルは、衣料品業態のコンビニエンスストアに近いもので、同一規格の店舗をドミナント出店するものです。そして合理化によるコスト・コントロールが徹底されます。商品の衣料品は、メーカーからの買取のみであり、大量仕入(返品なし)によりエブリデー・ロー・プライス型の販売が可能となっています。


最低投資金額は100万円

しまむらのもうひとつの特徴は、株式分割を95年以降おこなっておらず、最低投資金額が現時点で約100万円と新規投資のハードルが高い点です。そのため株主数もそれほど多くありません。現時点では100万円を超えてしまいますので、NISA開始後も需給は緩いままでしょう。弱気派が頑張ってくれたらまた買い増ししたいと思います。

私は、NISAのために単位株数を少なくしたり、株式分割をしないで欲しいと思っています。株主は企業の方向を決める大事な役割を担っており、あえて質の低い株主を多くする必要はありません。

引き続き堅実な経営を続けて欲しいと思いますが、株価に応じて自社株買い行なうなど、今後は資本政策の面でも一流になることを期待しています。


ポートフォリオ ~しまむら~

衣料品販売大手。合理主義を徹底し、圧倒的な成長を続ける小売業界の巨人なのだが、いかんせん地味なので、将来は嘱望されていないバリュー&グロース銘柄。

2013年11月30日土曜日

2013年11月末の資産状況

米国株は新たな時代へ

1990年代に割高となった株価が30年かけて修正され、ようやくレンジを突き破ることになりました。円安も加わって資産は大幅増となりました。いつかはくると判ってはいましたが、思ったよりは早かったという感想です。いったんレンジを抜けてしまうと連日の高値となりました。ダウは18000ドルまでいくとか、いきなり強気の見通しが出てくるところをみると、Mr.マーケットがいかに時代の空気に支配されてしまうものだということが分かります。

繰り返される歴史

しかしながら、変わらないこともあります。それは景気循環であり、楽観と悲観の繰り返しです。連日の高値をみて、焦って高値買いはいけません。そんなことは資産運用が職業である機関投資家に任せておけばよいのです。個人投資家は、何度も繰り返されてきた狂想曲をしばらく楽しみ、よい収益機会と捉えればよいのです。

大局的な視点で

現時点では、長くて数年間、強気相場が続くかもしれないと思っています。1〜2年ならともかく、5年もの間キャッシュ比率を高めに維持するのは精神的に苦痛です。だからこそ、この1年間はフルインベストを実践してきました。おかけで今後2年間、抑制的にしか投資をしないとしても、キャッシュ比率は5割程度に抑えられるはずです。また、外貨資産比率は100%弱(昨年末から今年初旬に構築したドルロングポジションを維持)となっていますが、円預金の増加に伴い、こちらも2年後にはニュートラルになるはずです。

来年は、抑制的に投資をおこないながら、次の景気後退について想いを馳せる年になりそうです。今年も残りわずかですが、引き続きよろしくお願いします!

【新規投資】…0銘柄

【配当金再投資】…7銘柄
General Mills、AT&T、Bristol-Myers Squibb、The Procter & Gamble、Abbott Laboratories、Colgate-Palmolive、Hormel Foods

【売却】…0銘柄

【貯蓄率】
・177%(55〜60%が目標)
※貯蓄率は、手取り収入に対する純資産の増加率と定義

【純資産の先月末比】
・円ベース +12.9%増
・ドルベース+8.9%増
 ※純資産は、総資産から負債をネットアウトしたもの

2013年11月17日日曜日

【書評】となりの億万長者 トマス・J・スタンリー、ウィリアム・D・ダンコ (著)、斎藤 聖美 (翻訳)



あまりにも有名な本ですが、素晴らしい本です。最近、持ち運びしやすい新装版が出版されました。年収と年齢から算出する期待資産額の式が有名ですが、今回はそれ以外のことを書きます。

資産家はなぜ資産家で居続けられるのか?ということを考えることができます。考えれば当然なのですが、資産家はあまりお金を使いません。ここでいう資産家とは、100万ドル(およそ1億円)以上の純資産を持つ人々と考えてください。本書では、


  • 資産家の8割は一代で財を築いている。米国では移民に億万長者が多いが、これは彼らが必死に努力した結果である。資産家の子供はむしろ資産を食い潰すことが多い。
  • 彼らは収入よりも遥かに少ない支出で生活する。そして、貯蓄や投資をおこなう。収入の約2割を有価証券に投資するが、有価証券を売ることはめったにしない。また投資に対してじっくり時間をかける。
  • 見栄や世間体を取り繕うよりも、お金の心配をせず、経済的に自立することの方が遥かに重要であると考える。自動車、時計、住宅などに必要以上のお金を使うことを嫌う。ロレックスよりもセイコー、レクサスよりもカローラである。高級ワインやキャビアなんてもってのほか、バドワイザーとサンドイッチが最高と考える。

などが資産家の真の姿であることが示されます。この辺りは、要するに資産家が倹約家(ケチともいうが)ということですね。お金の大切さを理解できなければ資産家にはなれないのです。また、


  • 資産家は、課税対象となる現金所得を最小限に抑え、含み益を最大化する。年間の総資産に対する税金の割合は10%を遥かに下回る。

ということも指摘されています。この点は非常に重要です。サラリーマンは源泉徴収されているので余り意識しませんが、税金は支出の中で最大級の項目なのです。資産が大きくなるに従って現金所得を増やしてしまう(お金を使う)と、税金が膨らんでしまうのです。

そこで、倹約家である資産家は、合法的に税払いを最小化します。それは、お金を使わない(消費税を払わない)、資産を現金化しない(キャピタルゲイン・配当税を払わない)ということです。金持ちは派手にお金を使うべきとか、金は天下の回りものとかいう価値観が刷り込まれていては、資産家には程遠いといわざる得ません。
 
もう少し具体的にいえば、株式の含み益が拡大したらこまめに利益確定だ!という行動は、率先して税金を納めているようなものであることを理解する必要があります。資産を売らなければ、その含み益は複利で増えていくと期待されますし、無駄使いされる(かもしれない)税金を払う必要がなくなるのです。思慮深い投資家ならば、持続的成長が期待できる株式を適切な価格で買ったら、永久ホールドが基本です。

2013年11月3日日曜日

2013年10月末の資産状況

米国デフォルトとMr.マーケット

結局、米国の財政問題を巡るマスコミの馬鹿騒ぎに対し、Mr.マーケットは踊らされませんでした。それどころか、S&P500は最高値を更新し続けました(驚きはありませんが、暴落を少し期待していた)。市場参加者が、ベアスタンスからブルスタンスへ移行していることは明らかです。株式が割安に放置されていることを、Mr.マーケットやトレンドフォロワーが理解し始めたということだと思います。

今月の投資行動

今月は、決算を受けて暴落したIBMに新規投資を実行したほか、バークシャーハサウェイを買い増しました。そのほか、ウェイトが低下している企業の株式も買い増ししました。バークシャーついては、ウェイトが1割程度にまで上昇しました(ポートフォリオ内で最大)。価格はフェアバリュー付近と思われ割安感はありませんが、当企業の経営方針・実態を理解すればするほど、保有しないことのリスクが大きいと考えるようになっています。株主をパートナーとみなし、資本を無駄にしない姿勢が貫かれています。

鬼が笑うかもしれないが・・・

少し早いですが、今年の株式投資(配当金再投資を除く)はおそらく最後となります。今年は、概ね年初に考えていた通りのスタンスで過ごすことができています。現在のキャッシュ比率は2割弱であり、それ以外の資産はすべて個別株式に投下されています。フィナンシャルプランナーの意見を完全に無視した、リスク許容度全開の資産運用を続けています。ブルマーケットでは、ロングオンリーを貫くこともなかなか大変ですから、私の胃袋が強靭でよかったと思います(これからの下げ相場で真価が問われる)。来年も株式の買い増しを続けるつもりではありますが、一部銘柄の選別をおこない、全体ではキャッシュを積み上げるつもりです。

なお、シェール革命などから、数年単位でみると原油価格は下落する可能性が高いと思っています。このため、最近オイルメジャーへの投資を控えています。しかし、弱気派の意見が価格に十分に織り込まれてからは、株式を買い増す好機が訪れるかもしれないと勝手に思っています(素人の妄想です)。

短期的な動向に左右される事なく、長期的な視野に立ち、株式投資を続ける方針です。引き続きぞうぞよろしくお願いします!

【新規投資】…6銘柄
Berkshire Hathaway、The Procter & Gamble、International Business Machines、Abbott Laboratories、UnitedHealth Group、Union Pacific

【配当金再投資】…13銘柄
Canadian National Railway、The Coca-Cola Company、Automatic Data Processing、Union Pacific、Kimberly Clark、GlaxoSmithKline、Companhia de Bebidas das Americas、International Flavors & Fragrances、 Altria Group、China Mobile、Philip Morris International、Mondelez International、Kraft Foods

【売却】…0銘柄

 【貯蓄率】
・167%(55〜60%が目標)
※貯蓄率は、手取り収入に対する純資産の増加率と定義

【純資産の先月末比】
・円ベース +6.0%増
・ドルベース+5.4%増
 ※純資産は、総資産から負債をネットアウトしたもの

ポートフォリオ ~International Business Machines~

おなじみIT産業の大御所。かつてはハードウェアの製造・販売もしていたが、最近はコンサルティング事業・ソフトウェア開発に特化。

2013年10月6日日曜日

2013年9月末の資産状況

遅くなりましたが、9月の振り返りと今後の方針です。

アメリカ次第のマーケットが続く

中旬にかけてはFRBの資産買入縮小の延期から、株価は上昇しました。その後、下旬にかけては10月から始まる新年度の予算が手当てできていないこと、債務上限引き上げへの懸念から、株価は調整しました。総じてみればマーケットは好調とみていますので、今後更なる調整があっても驚きません。

アメリカの財政問題は、もはや恒例行事の感がありますが、経済が好調ななかでよい投資機会を提供してくれていると感じています。また、決められない政治と批判されていますが、政治家が勝手に決める政治よりは、ちゃんと揉めるだけマシと思ってしまうのは私だけでしょうか。国民がしっかり政治家をグリップし、政治家は勝手に動けないわけです。日本国民は政治には関心がなく、政治家が好き勝手やっている状況ですね。適当な論者を集め、消費税賛成派が多数!というロジックがまかり通る国とは違う訳です。

自己責任が根付く国と、他人に責任を押し付ける国の行く末はどうなるのでしょうか。不安なのは私だけではないはずです。

今後の方針

9月は、ヒューレッドパッカードとジェルダウを売り切り、バークシャー・ハサウェイを買い増ししました。現在のポートフォリオ上位10銘柄は以下のとおりです。いわゆる大型バリュー株の比重が大きく、最近はマーケットに置いていかれ気味ですが、まったく気にしていません。この調子であれば少なくとも年内中は淡々と買い増しできそうです。

また、年明けにはNISAという制度が始まるわけですが、5年という期限を考えると、高配当かつ適切なバリュエーションの株を持つにはよい制度であると感じています。クラフト・フーズやフィリップモリス・インターナショナルなどがイメージです。


ポートフォリオ上位10銘柄
1.Wal-Mart Stores(WMT)
2.Berkshire Hathaway(BRK.B)
3.Altria Group(MO)
4.Seven Bank(8410)
5.McDonald(MCD)
6.Coca-Cola(KO)
7.Japan Tobacco(2914)
8.Dow Chemical(DOW)
9.Chevron(CVX)
10.Philip Morris Intl. (PM)


【新規投資】…1銘柄
Berkshire Hathaway

【配当金再投資】…22銘柄
Wal-Mart Stores、Wells Fargo、ConocoPhillips、Phillips 66、Petroleo Brasileiro、Johnson & Johnson、Exxon Mobil、Norfolk Southern、Chevron、Eli Lilly、Unilever、3M、Archer Daniels Midland、Microsoft、Walgreen、AstraZeneca、McDonald、Mattel、UnitedHealth Group、Lockheed Martin、Pepsico、Coach

【売却】…2銘柄
Gerdau、Hewlett-Packard

 【貯蓄率】
・117%(55〜60%が目標)
※貯蓄率は、手取り収入に対する純資産の増加率と定義

【純資産の先月末比】
・円ベース +5.2%
・ドルベース+5.8%
 ※純資産は、総資産から負債をネットアウトしたもの

2013年9月14日土曜日

投資で成功するために ーあなたは資本の大切さを理解しているかー

戦略には必ず目的がある。戦略の正しさを証明したい場合を除いて、戦略が目的とはならない。

投資(投機)をすることで、金を儲け、欲しい物を手に入れたいという人が多いようです。しかし、一握りの人を除いてその願いは叶えられないと思う。彼らは資本の大切さを理解していないから、資本市場から継続的に富を得ることはできない。

おそらく投資で成功する人は、資本を無駄に使うことが嫌いな人間ではないだろうか。ウォーレン・バフェットが最たる例である。資本を無駄にしない人間や企業は、多くの利益を挙げることができ、資本市場は彼らに多くの資源(資本)を託すようになる。

そんな人間はアーリーリタイアも簡単だし、老後の年金も大した問題にならない。彼らは、効率的な資本配分を実行することで、自己資本の労働市場への投入量が減少していきます。ある者はリタイアして自適悠々の生活を始めるし、ある者は自分が信じることを実行するようになる。


一方、資本の大切さを知らない者は自由になることが許されない。そんな人は資本の大切さを知っている人間のために働くことが求められる。あなたの自己資本を有効に活用するためには、資本家のルールに従うのが一番だからです。

残念ながらこれが資本主義社会の原則です。違いは資本の大切さを知っているか、知っていないかということだけなのです。

金持ちがずっと金持ちである訳ではないし、貧乏がずっと貧乏ではないのです。すべては心構え次第と信じています。

2013年8月31日土曜日

2013年8月末の資産状況

ブログ開始後初めての純資産減少

ブログを書き始めてから1年以上経ちますが、前月比で初めて純資産が減少しました。今月の株価下落の背景としては、FRBの金融緩和の縮小観測や、シリア情勢の緊迫化などを挙げることができますが、資産の多くを株式に投入している以上、短期的な資産の変動は避けられないものであり、気にするべきことでもないと考えています。

もっとも重要なのは、持続力のある企業の株式を適正な価格で買い増し続けることであり、そのための原資を確保し続けることです。本格的なベアマーケットが始まれば、1年以上に渡り(時によっては10年以上)、株価下落が続くことになります。こうした時期は今後間違いなく到来することになるはずです。

そうした状況下でも、企業の本質的な価値が維持されている以上は、株式を保持し続けることが資産形成に繋がります。企業の本質的な価値を株式市場を通じて判断することが、投資家に求められている役割であるからです。

そしてコストは最小化せねばならない

最近改めて感じるのは、取引コストや税金に関わるコストは長期的なリターンに致命的な影響を及ぼすということです。私が個別銘柄にのみ投資するのは、長期的に持ち続けることができ、その間のコストを最小化する事が可能であるからです。投資信託やETFは派生商品に過ぎず、いつクローズされるか分かりませんからね。

自分自身のコストを管理することも重要ですが、投資する企業のコスト管理も決定的に重要です。この点で優れているといわれるのが、ウォーレンバフェット率いるバークシャー・ハサウェイですね。保険会社を通じた投資原資の確保、現金配当をせずに利益はひたすら再投資、報酬が低く優秀な経営陣、そして経営者の資産は99%以上自社株での保有とエージェンシーコストを最小化できる組織構造になっています。こうした企業に多くの資産を預けるべきであると思いますね。

短期的な動向に左右される事なく、長期的な視野に立ち、株式投資を続ける方針です。引き続きぞうぞよろしくお願いします!

【新規投資】…6銘柄
Altria Group、The Coca-Cola Company、Wal-Mart Stores、PepsiCo、McDonald's Corporation、Gerdau

【配当金再投資】…5銘柄
The Procter & Gamble、Abbott Laboratories、 Colgate-Palmolive、Hormel Foods、Gerdau

【売却】…1銘柄
McGraw Hill Financial

 【貯蓄率】
・▲26%(55〜60%が目標)
※貯蓄率は、手取り収入に対する純資産の増加率と定義

【純資産の先月末比】
・円ベース ▲1.2%減
・ドルベース▲1.2%減
 ※純資産は、総資産から負債をネットアウトしたもの

2013年8月18日日曜日

日経ヴェリタスがアメリカ復活宣言!

株式市場は調整モードのようです。マーケットに惑わされ、慌てることなく、淡々と純資産と受け取り配当金を積み上げていくことに注力したいと思います。

本題ですが、今週の日経ヴェリタスの特集はアメリカの復活でした。

 「そして米国が蘇った」
 「家計・企業いち早く再生」
 「シェール革命の恩恵厚く」
 「金融したたかに復活」
 「株式市場、米国独り勝ち」
 「時価総額トップ10に米企業9社」

このような見出しで、アメリカを威勢良く持ち上げていました・・・

リーマンショック以降、20年以上デフレに苦しんできた自らの姿と重ね合わせ、自己満足に勤しんできた経済新聞社とは思えない変容振りです。わずか半年前に某経済新聞の記者が、米企業の株価は自社株買いにより押し上げられており、実体から乖離していると主張していたのも懐かしい思い出です。

良識のある方からすれば、「今更なにを・・・」というのが感想で、この新聞の論調が日本企業の宣伝費に染まった世論誘導型であることは今に始まったことでないのをご存知なのでしょうが、「アメリカって日本みたいになるんだ・・・」と思っていた人もいる訳でしょうから、ちゃんとブレずに記事を書いて欲しいというのが個人的な想いです。私も社会人になって暫くは、経済新聞の記事が歪曲のない事実であると信じていたものです。

投資家目線でこの記事の意味を考えてみると、とうとう日本の経済新聞社が白旗を挙げたということは、世界の多くの人がアメリカ経済に対して強気化しているということでしょう。バリュエーションに留意し、割高な株式には手を出してはならないことを改めて認識するべきでしょう。

2013年8月4日日曜日

2013年7月末の資産状況

米景気と消費税率の引き上げ

雇用統計はあまりぱっとしませんでしたが、アメリカ経済はしっかりとした足取りを続けているようです。日本では消費税率を本当に引き上げるのか議論がなされているところですが、景気だけを基準にするのであれば、現時点が適切と個人的には感じています。

もっとも、私は国の機能は最小限にすべきと思っており、出来るだけ小さな国を目指す方針とともに、消費税率の引き上げをするなどのバランスが本来必要であると考えています。この20年間の実績は、現在の官僚組織に任せておいても問題に対するソリューションが提供されることなく、悪化が続いてきたことをまず認識する必要があります。投資対象としてみると、日本国は投資不適格な国でしたし、現時点でも構造は変わっていないというのが基本的な認識です。

キャッシュ比率を引き上げるタイミング

景気の回復とともに割高になっている銘柄を売り、買い増しのチャンスを狙うことが必要ですが、このタイミングが非常に難しいと感じています。現時点では、景気は回復を始めていますが、株式はまだそこまで割高とは思えません。歴史的にみて株式は標準価格で取引されており、投資時期としてはさほど悪くないと思います。こうした状況においては、あまり深く考えずに、優良株を中心に淡々と積み立てていくことが良いと考えています。

引き続きぞうぞよろしくお願いします!

【新規投資】…3銘柄
森永乳業、The Coca-Cola Company、AstraZeneca

【配当金再投資】…13銘柄
The Coca-Cola Company、Automatic Data Processing、Union Pacific、Coach、Canadian National Railway、Brown Forman、Kimberly Clark、Hewlett-Packard Company、China Mobile、Altria Group、International Flavors & Fragrances、Kraft Foods、Mondelez International、

【売却】…0銘柄

 【貯蓄率】
・119%(55〜60%が目標)
※貯蓄率は、手取り収入に対する純資産の増加率と定義

【純資産の先月末比】
・円ベース +5.5%増
・ドルベース+6.4%増
 ※純資産は、総資産から負債をネットアウトしたもの

2013年7月21日日曜日

資産形成と配当成長

          

資産形成に関する本は手当たり次第読んでいるのですが、最近読んだもので良かったのは以下の3冊です。本自体はかなり古いですが、蓄財の原則は大昔から変わりませんので、新しければ良いというものではないです。

  • 自動的に大金持ちになる方法-オートマチック・ミリオネア-
  • 「長期」「分散」「最適」で考える世界一シンプルな投資法
  • 私の財産告白
これらの本で主張されている原則は、主に以下の3点に集約されます。
  1. 無駄な支出を減らし、収入の一定額を必ず貯蓄する(20%以上が望ましい)
  2. 金利コストの高い負債は早期に返済する(金利コストが低いならこの限りではない)
  3. 一定の生活防衛資金は残し、余裕資金で優良株を中心に長期投資をおこなう(取引コストは出来るだけ払わない)
これを20歳代、30歳代から続けるだけで、相当の資産形成が可能です。収入に対する貯蓄の割合は、徐々に引き上げていけばよいですが、一般的に20%以上を貯蓄し続けることができれば定年まで働く必要はなくなるでしょう。これだけなのですが、これがいかに難しいかは「自動的に大金持ちになる方法」が詳しく、このサイクルをいかに自動化させるかが大事であるかを説いています。

私の場合、収入の50%以上が貯蓄に回っているので、1年過ごすことに少なくとも配当利回り分の生活コストが減少することになります。資産形成のポイントは、収入が増えても貯蓄率を引き下げないということです(過去の関連記事はこちら)。受け取り配当の増加で生活が楽になったからといって、支出を増やしては継続的な資産形成をすることはできません。

徐々に受け取り配当金が増加し、生活コストに対する割合が上昇するのは快感です。まさに金融資本が、人的資本の代わりに働いてくれることを実感することができます。人類史上で有数の富豪であったロックフェラーも配当金を受けることが至福の喜びであったと述べています。

引き続き増配を続けてきた優良企業への株式投資を続け、長期的な資産形成に努めたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします!

2013年7月13日土曜日

ポートフォリオ 〜森永乳業〜

乳製品の製造・販売。

2013年6月29日土曜日

2013年6月末の資産状況

ようやく落ち着いた相場

今月は2012年末から続いてきた円安・株高の流れが一服しました。5月のピーク時点で103円/ドル程度にまで円安が進みましたが、今月はそこから94円/ドルにまで円高が進みました。私のポートフォリオにおける外貨資産の割合は非常に高いので、一時、前月末比で▲10%弱も下落しました。その後、再び円安・株高の流れとなり、前月比微増での着地となりました。この先は、これまでのような右肩上がりの相場は期待できないと考えていますが、相場の動きに一喜一憂せず淡々と過ごしたいと考えています。

アメリカ発の金利上昇と中国の不穏な動き

株価が軟調であった背景には、まず、FRBが資産買い入れの縮小に動き始めたことが挙げられます。このため、長期金利が上昇しました。アメリカ以外の国でも軒並み長期金利が上昇しました。この影響は多岐に及び、ドルの上昇、金の下落、新興国株式・通貨の下落を引き起こしました。とはいえ、景気回復に伴う基本的な動きが起こっているだけなので、冷静に眺めることができました。また、中国経済については、以前から指摘されていることですが、不動産市場の加熱や銀行融資の不良債権化が懸念されているものの、結局はっきりしたことが分からないため、疑心暗鬼が続いているというのが実情のようにみえます。

円キャッシュの積み上げを図る

現時点での私の戦略は、円貨預金比率の引き上げによる、キャッシュ比率の引き上げと外貨預金比率の引き下げです。長期的に円相場には弱気なのですが、デフレ脱却が軌道に乗るかどうか依然不透明であり、更なる円高進行も排除できないため、現在のレートで多額のポジションを取るのはリスクが高いと考えています。原発停止や円安をドライバーとした物価上昇も結局一時的なものであり、持続的な物価上昇が始まるようには考えにくいので、当面円高が続く可能性は捨てきれません。今後は、外貨資産比率が概ね中立となるまで、円貨資産比率を引き上げていく予定です。

引き続きぞうぞよろしくお願いします!

【新規投資】…1銘柄
Chevron

【配当金再投資】…22銘柄
Wal-Mart Stores、ConocoPhillips、Phillips 66、Wells Fargo、Petroleo Brasileiro、Archer Daniels Midland、Exxon Mobil、Chevron、Norfolk Southern、Eli Lilly、Johnson & Johnson、Gerdau、McGraw Hill Financial、3M、Walgreen、Microsoft 、Unilever 、Mattel、McDonald、UnitedHealth、PepsiCo、Lockheed Martin

【売却】…1銘柄
H.J. Heinz(買収により仕方なく)

 【貯蓄率】
・19%(55〜60%が目標)
※貯蓄率は、手取り収入に対する純資産の増加率と定義

【純資産の先月末比】
・円ベース +1.0%増
・ドルベース+2.2%増
 ※純資産は、総資産から負債をネットアウトしたもの

2013年6月22日土曜日

長期金利が上昇していますが・・・

6月入り後、相場が騒がしくなってきました。FRBの資産買い入れ額の縮小観測を受けて、先進国の債券利回りが急上昇し、新興国からの資金流出も懸念されています。一方、ドルは上昇し、金相場が大きく下落しています。

「利回りが急上昇」と書きましたが、歴史的にみればこの程度の変動は散々起こってきた訳で、まったく驚くに当たりません。金利上昇は、景気回復の過程で起こる正常な動きであり、一連の動きが想定外という人はさっさと退場して、歴史を勉強した方が資産保全に役立つでしょう。むしろアメリカ経済が正常化しつつあるという点で、ポジティブに捉えるべきです。

翻って日本経済をみてみると、バブル崩壊後、ゼロ金利から抜け出せずにいます。この間、誤った経済認識に基づき日銀が利上げを実施しましたが、経済の活力が乏しい中でそれも長くは続きませんでした。

資産買い入れ額の縮小だけで経済の勢いがなくなり、アメリカが日本と同じ轍を踏むことになれば、相当大きな問題になるでしょうが、私自身はそうはならないと想定しています。金利が上昇する中で、アメリカ経済がどこまで勢いを維持できるかが注目でしょう。金利上昇と力強い景気拡大が長期間に渡って両立する可能性も否定できないと思います。しかも、低インフレが続けば最高ですね。

もちろん、景気拡大が永遠に続かないことも歴史が教えるところです。きたる景気後退期のイメージを膨らませつつ、暫くは大人しくしていようかと考えています。

2013年6月1日土曜日

2013年5月末の資産状況

日本株比率の縮小を実行

日経平均が16,000円に迫るころ、流石に上がり過ぎと判断し、日本株の一部(ノバレーゼ、バロー、カスミ、かどや製油、伊藤忠商事)を売却しました。その後、日経平均は大きく調整することになり、結果的によい判断となりました。日本株はまだいくつか保有していますが、2月以降購入を停止していますので、アンダーウェイトが今後も続くでしょう。世界的水準でみると魅力ある企業が少ないうえ、株価・業績のボラティリティが高く、サラリーマンが長期投資を実行するには難しい市場であると考えています。流石にこれほどボラティリティが高いと、総悲観で参入しない限り、安全とはいえません。

売られる生活必需品・食品銘柄

日経平均の暴騰・暴落のほか、今月目立ったのが生活必需品・食品銘柄の弱さです。これについては2つの説明があるようで、①景気回復に伴い景気循環銘柄へのシフトが起こっている、②FEDの資産買い入れ縮小観測により高配当株に売りが出ている、というものです。いずれの理由であろうが、価格下落は投資を行う者にとっては結構なことです。あと1割〜2割下がってくれれば、下値を拾っていこうと思っています。また、価格が押し下げられた状態で推移してくれれば、配当金再投資の効果が30年後のパフォーマンスを押し上げることになると思うと嬉しくてたまりません。

キャッシュ比率の引き上げを開始

とはいえ大局的にみれば、景気回復に伴い楽観的ムードが市場を覆っていると感じています。ニューヨーク市場の下げ方も調整の域を出ていません。景気後退が始まると、楽観的ムードは一変します。そこでキャッシュを持っているか、損切りするしかない状況に追い込まれるかでは、パフォーマンスが全く異なります。こうした状況になるのはまだ先でしょうが、ギアを一段落として、キャッシュ比率を徐々に引き上げることにしました。また、為替についても、2年後を目処に円・ドル比率がニュートラルになるように調整する予定です。今後ともよろしくお願いします!


【新規投資】…6銘柄
Philip Morris International、Union Pacific、Brown Forman、Altria Group、China Mobile、GlaxoSmithKline

【配当金再投資】…7銘柄
AT&T、Bristol Myers Squibb、General Mills、Anheuser-Busch InBev、Hormel Foods、Abbott Laboratories、The Procter & Gamble、Colgate Palmolive

【売却】…5銘柄
ノバレーゼ、バロー、カスミ、かどや製油、伊藤忠商事(一部)

 【貯蓄率】
・128%(55〜60%が目標ですが7ヶ月連続の100%超となりました)
※貯蓄率は、手取り収入に対する純資産の増加率と定義

【純資産の先月末比】
・円ベース +13.4%増
・ドルベース+9.9%増
 ※純資産は、総資産から負債をネットアウトしたもの

2013年5月18日土曜日

楽観相場はじまる

楽観相場はじまる

引き続き株価は上昇しています。一方で、国債の取引利回りが上昇し、投資家の楽観姿勢が顕著です。私のポートフォリオの中心である食品企業や生活必需品企業の株価はさほど上がらず、景気循環的な企業の上昇が目立ちます。私のポートフォリオのパフォーマンスがインデックスに劣後するのは、楽観相場の典型的現象です(売り叩かれていた二流・三流企業の株価が急上昇するため)。

止まらない円安

私は、日本株の一部(かどや製油、バロー、カスミ)の利益を確定しました。円安の悪い影響は、かどや製油に顕著に現れてきています。製品の独占力が強いのでいずれ収益力は回復すると思いますが、10%の値上げでは想定を超えた減益は避けられないと思い、調整が進むまで手放すことにしました(会社の想定レートは93円/ドルですので・・・)。割安になればまた買いたいと思っています。

これまでは、円安→株高との関係が成り立ってきていましたが、これからは円安の負の側面にも注目されてくるのではないでしょうか。

キャッシュ比率の引き上げを

今後はキャッシュ比率を徐々に引き上げていきます。割安な株をちまちまと買うことはあると思いますが、基本的には新規投資の抑制と銘柄の整理を進めていきます。その後、さらにリスクが高まったと判断される局面では、配当金再投資の停止によりリスク回避の措置をさらに講じていくことになると思います。

2013年5月16日木曜日

ポートフォリオ ~GlaxoSmithKline~

医薬品・生活必需品の製造。

2013年5月11日土曜日

ポートフォリオ ~Brown Forman~

ウイスキー、スピリッツ、ワインの製造。

2013年5月2日木曜日

セブン銀行の四半期純利益推移

最近、株価がグイグイと伸びているセブン銀行について書いてみたいと思います。セブン銀行は、現時点においてもポートフォリオのウェイトが最大です。株価には、同社の成長期待が織り込まれつつあり、徐々に割安感は薄れていますが、グロース株としての魅力はまだあると考えています。

安定した四半期純利益推移

下図は、セブン銀行の四半期純利益と4四半期移動平均推移をグラフ化したものです。2001年4月にアイワイバンク銀行として設立した後、約2年で黒字転換し、極めて安定して推移していることが分かります。2003年半ばから、一度も赤字を計上しておらず、ATM手数料を主要な収入源とする同社の特徴がよくあらわれていると思います。私は、同社のようにコンスタントに利益を計上する企業であることが、投資の最低条件であると考えています。

利益をコンスタントに計上するという特徴は、株価が四半期決算によるノイズや、マーケット環境の影響を受けにくいことにも繋がります(ベータ値は低いと思います)。大きな減損を出さないということも、利益をコンスタントに計上するために必要になります。

上場してから利益はほぼ横ばい

同社は、2008年にジャスダック市場に上場しました(2011年に東証1部に上場)。2008年以降の動きをみると、改正貸金業法によるノンバンク取引の減少の影響から、2011年にかけて利益がやや弱含んだこともあり、利益は概ね横ばいであったことが分かります。振り返れば、ここが買い時であったといえるかもしれませんね。

しかし、その間もATM設置台数は増加の一途であり、提携金融機関の数も増加しています。ATM設置にともなう減価償却費用はうまくコントロールされているようなので、徐々に利益が拡大していく可能性が高いと思っています。

国内における業務拡大も注目ではありますが、同社の今後の注目点としては、海外のセブンイレブン店舗への進出など、海外事業をいかに拡大していくかということになります。セブン銀行は、海外同業企業(FCTI社)を2012年末に買収し、海外進出の足場を作りつつあります。リスクの高い海外事業にどのように臨むかが最大の注目点です。


2013年5月1日水曜日

2013年4月末の資産状況

株高が止まりませんね。円安が一服しているにも関わらず、日本株は世界指数を大きくアウトパフォームし、米株もジリジリと上昇しています。米株については、長期的な上昇局面に入ったと指摘する人も多くなってきました。

長期的な上昇局面に入るリスク

日本株はさておき、米株についてはこちらで指摘している通り、私もバリュエーションの修正(PERの上昇)過程に入った可能性は否定できないと考えています。アメリカ株のバリュエーションは、依然として適正水準にあると思います。キャッシュを溜め込み、暴落を信じて待ち続けても、それは10年後である可能性もあります。このため、短期的な下落リスクは承知で淡々と買い増ししている状況です。こうした強気のスタンスを維持できるのは、自ら納得するまで材料を揃え、現在の価格なら負ける可能性は低いと判断しているからにほかなりません。

私が投資している企業は、長期的に卓越した実績を残してきた企業群で、バーゲンセールとまではいきませんが、適正な価格で購入しています。卓越した実績を残してきた企業は、これからも良好な業績を残す可能性が高いと考えられます。そして、より重要なことは、例外はありますが、こうした卓越した企業を打ち負かす企業は不思議なほど現れなかったということです。

夢も希望もありませんが、一流企業は将来も一流企業である可能性が高く、三流企業は将来も三流企業であるか、もしくは淘汰される可能性が高いという事実があります。三流企業が一流企業になることに賭けるのは、困難です。

きたる調整局面に向けての準備も必要

このように買い増しを続ける一方、過熱局面での銘柄の選別と、キャッシュ比率を高める局面に向けてのシナリオを模索しています。現在のキャッシュ比率は2割強ですが、きたる調整局面では、キャッシュ比率を最低でも5割以上にまで引き上げて望みたいところです。バフェットの様にうまくいくかは分かりませんが、長期的な視点を忘れず、マーケットと付き合っていきたいと思います。

【新規投資】…8銘柄
Companhia de Bebidas das Americas、The Coca-Cola Company、The Procter & Gamble、Colgate Palmolive、PepsiCo、General Mills、Berkshire Hathaway、Wal-Mart Stores

【配当金再投資】…17銘柄
PepsiCo、The Coca-Cola Company、Union Pacific、Canadian National Railway、Automatic Data Processing、Lockheed Martin、Coach、Wal-Mart Stores、Kimberly Clark、Hewlett-Packard、
International Flavors & Fragrances、Companhia de Bebidas das Americas、H.J. Heinz、Altria Group、Kraft Foods Group、Philip Morris International、Mondelez International

【売却】…1銘柄
三国コカコーラ

 【貯蓄率】
・200%(55〜60%が目標)
※貯蓄率は、手取り収入に対する純資産の増加率と定義

【純資産の先月末比】
・円ベース +11.8%増
・ドルベース+8.1%増
 ※純資産は、総資産から負債をネットアウトしたもの

2013年3月30日土曜日

2013年3月末の資産状況

3月も堅調な相場環境が続きました。預金封鎖をおこなったキプロスが大騒ぎでしたが、アメリカの景気回復と円安が株価を押し上げています。この間、フルインベストに近い状況だった(キャッシュが十分になかった)こと、相場にやや過熱感がみられていることもあり、新規投資はほとんどしていません。尚、下に書いていることとも関係しますが、株式の売却は一切なしです。

このように私は今月殆ど何もしていないので、今後どのように振る舞うべきか、ゆっくりと考えていました。完全にまとまってはいませんが、今考えていることを書いてみようと思います。

取るべきリスクと避けるべきリスク

考えていたことを端的にいえば、自分が積極的に取るべきリスクは何か、逆に避けるべきリスクは何かということ。短期的に株価に過熱感が出ているようにみえるので、自分は株式を売却するべきなのかどうか、この命題を通じて考えていました。

これまで述べている通り、私は生活防衛資金を保持した上で株式投資をおこなっており、株式の現金化を迫られるリスクは低いと考えています。株式投資は、長期的な資産形成が目的で、短期的な利益を追求していません。むしろ、短期的には株価が下がることを望んでいます。

こうした私が積極的に取るべきリスクが何だろうかと考えてみると、①長期的に永続し得る企業(=消えて無くなりそうもないビジネスを保守的な財務運営でおこなっている企業)の株式を、②歴史的にみて割安といえる時に買う、ということに尽きると思います。資本主義は、完璧ではないにしても人間の欲望という本能に基づいた効率的な資源配分のシステムであり、逃げることは出来ないと思っています。

逆に、避けるべきリスクは何でしょうか。少なくとも、歴史的にみて割高といえる時に株式投資をおこなうことは避けるべきでしょう。つまり、株式が適正価格であると判断できる際には、現金を持ちすぎないということです。現金は、換金性が最も高いというメリットはありますが、インフレ時は減価するという特性を持ちます。

インフレが起こったら、減価した現金の価値は二度と回復しない

現在、株価は力強く上昇していますが、日本株を除いて、そこまで割高とは考えていません。そして、日本では中央銀行と政府がインフレを人為的に起こそうとしています。実際は、2年以内にはインフレを起こせないかもしれません。ただ、歴史を振り返ってみて、日本政府が抱える水準の負債をインフレなしに返済できた事例を知りません。かなり先になるかもしれませんが、望まなくとも勝手に起こるでしょう。

ただ、日本だけがインフレになるかというと、それは分かりません。既に問題になっているヨーロッパだってそうですし、アメリカだってそうです。世界の多くの国は金融緩和とバラマキ財政によって、政府は借金漬けです。だから、ドルさえ持っていればよい訳ではないのです。

そんなとき頼りになるのは、実物資産しかありません。特に、株式や不動産などのキャッシュを継続的に生む資産は、一時的にインフレによる恐慌の影響などを受ける可能性がありますが、いずれ実質価値を取り戻すことができます。一方で、減価した現金の価値が戻ることは未来永劫ないのです。これがインフレが悪魔たる所以です。だから、インフレが起こると皆が思い始め、ひとたびその恐ろしさ知ると、もう誰にも止められなくなるのです。

長々と書いてきましたが、結局のところ現在のバリュエーション下での株価下落は、私からみると取るに足らないリスクです。

【新規投資】…1銘柄
Exxon Mobil

【配当金再投資】…19銘柄
Phillips 66、ConocoPhillips、Wells Fargo、Mattel、Eli Lilly、Chevron、Exxon Mobil、Norfolk Southern、Walgreen、3M、Mcgraw-Hill、Johnson & Johnson、 Archer Daniels Midland、Unilever、 Microsoft、McDonald、AstraZeneca、UnitedHealth、Gerdau

【売却】
なし

 【貯蓄率】
・175%(55〜60%が目標)
※貯蓄率は、手取り収入に対する純資産の増加率と定義

【純資産の先月末比】
・円ベース +14.4%増
・ドルベース+12.2%増
 ※純資産は、総資産から負債をネットアウトしたもの

2013年3月16日土曜日

アメリカ株史上最高値で思う

着実な上昇を続けてきたアメリカ株が史上最高値近辺に接近している。一足先にダウ30種は最高値を更新し、より広範なインデックスであるS&P500も最高値に接近してきた。

私自身は特別な感慨がある訳でないが、世間ではこれはバブルに間違いない!と言っている人もいれば、もっと上がる!と言っている人もいて、それなりに話題になっているので自分自身の考え方を簡単に整理したいと思う。

まず、結論から言えば、これは通過点に過ぎず、株価は長い目でみれば上昇を続けると思っている。だから何よりも株式を買い漁っている。

しかも、“直近20年間”と比べれば、“先行き20年間”の上昇ペースは加速すると思う(1年とか2年先の話をしていないことに注意!)。この根拠は既にこちらに書いた通りであるが、90年代中盤から始まった楽観的過ぎるバリュエーションの修正が終わりつつあるからだ。しかし、絶対的評価からすると、楽観モードから通常モードになったぐらいで、決して悲観モードまではいっていない。ただ、先行きもバリュエーションが悪くなり続けるとは考えにくいと思うわけです(本当はどんどん悲観的になって利回りが上がってくれると嬉しい)。

上段の対数グラフをみればわかる通り、2000年と2007年に大きな山があり、それを除けばほぼ同じ上昇率となっている。つまり長い目でみれば、結局、株価は同じペースで上昇してきたということになります。バブル(ファンダメンタルズからの乖離)とは、2000年や2007年のようなものをいうのです。この2度のバブルでこの間の投資収益率はひどく毀損された(まともな市場ならもっと安く買えた)。

以上は、私の現時点での考え方であり、当然のことながら信じる信じないは各人の自由で、さらにいえば別に信じて欲しい訳ではありません(高くなったら嫌なので)。ただ、信じられない方は、盛大に株式を売って欲しいと思います。そうすれば、私達は安く株を買い続けることができますし。

2013年3月8日金曜日

エクソンモービル入門

世間は雇用統計だなんだって騒がしいですが、私はやることがあまりないので、暫く個別銘柄について書きたいと思います。

昨日、エクソンモービル(XOM)を買い増ししました。この結果、セブン銀行やウォルマートとともに、ポートフォリオの主力銘柄となりました。

エクソンモービルは、株価が下落気味のアップルを抜き、現在、時価総額で世界一の企業となっています。このことの裏返しでもありますが、創出する利益がとんでもない水準となっています。下図にあるように、2008~2012年に創出したフリーキャッシュフローはおよそ1400億ドル、日本円にするとおよそ13兆円!!です。

また同社は、自社株買いを積極的におこなっています。最近4年間で実施した自社株買いは、配当の2倍以上にのぼり、総還元額はフリーキャッシュフローと同程度となっています(約13兆円!!)。

そして私が同社を買っている大きな理由のひとつが、効率性を示す様々な指標が同業他社を圧倒しているということです。同業対比で効率性が高く、財務体質が良好なエクソンモービルは私にとって魅力的な企業です。

2013年3月3日日曜日

2013年2月末の資産状況

2月も堅調な相場環境が続いています。日銀人事は正式には決定していませんが、金融緩和に積極的な人選がほぼ固まり、デフレ脱却(インフレ)路線がほぼ確定しました。

相場環境に目を向けると、円安に一服感が出ているものの、日本株はジリジリと上昇しています。一方、米国株は、史上最高値に向けて非常にゆっくりと接近しているという状況です。

しかし、ファンダメンタルズに目を転じると、両者の差は歴然であるように感じます。つまり、米国企業では利益が力強く増加しており、シェールガス革命によって強固な産業構造が出来上がりつつあります。一方で、日本企業は通貨安による景気浮揚と、財政出動による一時的な押し上げに頼ろうとしています。財政面をみても、米国は立て直しに向けて歳出削減に舵を切っており、一時的に景気を下押しすることはあるにせよ、長い目でみれば安定化に向かっているようです。

もちろん、日本もTPP交渉の参加など、ようやく構造改革へ歩を進め始めています。しかし、関税撤廃だけですべてが解決とはいかないのも事実です。労働規制、社会保障など、様々な点で、合理的な制度変更が必要です。

このように、私はいまだに日本経済を楽観的にみることができていません。むしろ、引き続き不安定化の方向に向かっていると考えています。本当に構造改革が行われるのか、否かを冷静に判断することが必要だと考えています。

投資行動・資産状況は以下の通りです。グローバル優良株を淡々と買い進めています。これまでのところ、堅調な相場環境と支出のコントロールの両輪がかみ合い、純資産の増加ペースは計画を上回る状況が続いています。今後とも、バブリーな相場に惑わされることなく、資産形成に努めていく所存ですので、引き続きよろしくお願いします。

【新規投資】
Mattel、Chevron、Wal-Mart、McGraw-Hill、アサヒグループホールディングス

【配当金再投資】
AT&T、General Mills、Companhia de Bebidas das Americas、Bristol Myers Squibb、Abbott Laboratories、The Procter & Gamble、Hormel Foods

【売却】
王子HD

 【貯蓄率】
・113%(55〜60%が目標)
※貯蓄率は、手取り収入に対する純資産の増加率と定義

【純資産の先月末比】
・円ベース +7.8%増
・ドルベース+6.3%増
 ※純資産は、総資産から負債をネットアウトしたもの

2013年2月14日木曜日

ポートフォリオ 〜アサヒGH〜

スーパードライで有名な飲料の製造・販売企業。

2013年2月10日日曜日

閣僚の株価目標で思うこと…

安倍内閣が本格的に始動し、円安政策が明確となり、日銀もインフレターゲットを始めました。閣僚は為替水準について憚りもなく言及し、ついには、今年中に日経平均は13,000円が目標、と言う者まで現れました。

はっきり言いますと、日経平均が円ベースでいくらになろうが、私は興味がありませんし、本質的にあまり意味がないことだと思います。13,000円だって別に難しいことではない。円安になれば、株や実物資産の(表面)価格が上がり、現金の価値が下がるのですから。我々が有する実質的な購買力が上昇しなければ意味がないのです。本質的な経済成長とはそういうものだと思っています。

結局、我々ができるささやかな対策は、円をショートするとともに実物資産に資金を移すことなのでしょう。実際そうしてきましたし、基本的なスタンスは変わりません。昨年からかなりの円安となりましたが、まだ遅くはないかもしれない。状況をみながら為替ヘッジを続ける必要がありそうです。

資産を守ることができても、嬉しいわけではありません。大きな流れをみれば我々は貧しくなっている。しかし、政治家は原発事故の際に国民を騙したように、インフレになっても賃金が上がって消費が増えれば…とか希望を持たせることばかりしか言わない。こうした光景をみているのは、あまり気持ちのいいものではないですね。

貧しくなって、がむしゃらに頑張り、なんとか希望が生まれる。歴史が教えるところでは、これが最も可能性が高いシナリオでしょう。

2013年2月9日土曜日

ポートフォリオ ~McGraw-Hill~

S&PやPlattsなどの金融事業、出版等の教育事業を展開。

2013年2月2日土曜日

ポートフォリオ ~Mattel~

バービー人形等の玩具を製造・販売。

2013年1月末の資産状況

今月から2013年がスタートです。1月を振り返ります。

今月は、昨年末から続いている円安・株高が継続しました。実際、世界的な景気回復が実体として進んできた感があり、債券利回りもジリジリ上昇しています。私を含めて、株ロングを実行してきた方々からすると、とうとう「稲妻」が瞬いた、ということになるでしょう。これまで株ショート・円ロングの逆風を耐えてきたリターンを手にしています。

しかし、株式市場に身を置く者にとってみれば、世間が楽観的になるにつれて警戒感を高めていかなければなりません。常にバリュエーションを意識することが必要です。今年中は株は買い、という考えは変わっておらず、私個人は持ち株をほとんど売却していませんが、割高と判断される銘柄については売却を実行することになるでしょう。

続々と決算も発表されていますが、チェックしている中でひどい決算はダウケミカルぐらいで、総じて堅調だと思っています。

個別株の動きをみると、年初に購入したJTや大塚ホールディングスが好調でした。海外株では、決算を嫌気しコーチやダウケミカルが大きく下落しました。今月の投資行動は以下のとおりですが、比較的積極的に買い増ししています。

【新規投資】
3M、Abbott Laboratories、Wells Fargo、Mondelez International、UnitedHealth、Union Pacific 、Colgate-Palmolive、Unilever、バロー、JT、大塚HD、セブン銀行

【配当金再投資】
Canadian National Railway、PepsiCo、Hewlett-Packard、Automatic Data Processing、Kimberly Clark、Altria Group、Philip Morris International、Kraft Foods、Companhia de Bebidas das America

【売却】
NTTドコモ、ゼビオ


純資産残高をみると、リスク資産の評価額が急上昇しているため、引き続き大きく増加しています。今年の目標である、「貯蓄率55~60%を目指す」という目標に対してみると非常に良好なスタートを切ることができました。

 【貯蓄率】
・270%
※貯蓄率は、手取り収入に対する純資産の増加率と定義

【純資産の先月末比】
・円ベース +20.2%増
・ドルベース+13.6%増
 ※純資産は、総資産から負債をネットアウトしたもの

2013年1月26日土曜日

ポートフォリオ ~Union Pacific~

米国中部・西部地区での鉄道運営。

ポートフォリオ ~Colgate Palmolive~

歯磨き粉の製造販売。

ポートフォリオ ~UnitedHealth~

ダウ30種に採用された医療保険会社。

2013年1月15日火曜日

セブン銀行をまた買い増し

世界的な株高が続きますね。おかげさまで含み益が拡大し続けています。

自分の投資行動が当たると嬉しいですが、少し怖いのもまた事実。

さて、こうした安易な動きに惑わされない、セブン銀行をまた買い増ししました。持ち株数を2倍に増やし、コストベースでトップシェアの銘柄となりました。もっとも、持ち株が50銘柄以上あるので、シェアは6%程度。

中長期的に見守っていきたいと思います。

2013年1月13日日曜日

ポートフォリオ ~Mondelez International~

オレオ等のブランドを有する食料品メーカー。北米事業をKraft Foodsへスピンオフ。

2013年1月5日土曜日

年明けから色々買ってます

ドコモとゼビオは売りました。前者は明確な成長戦略がみえないこと、後者は優待の使い勝手が悪い事が理由です。ではなぜ買ったのか、と言われればそれまでなのですが。

 一方、日本株では大塚ホールディングスとバローを買っています。業績対比割安と判断しました。

グローバル株では、3M、ウェルズファーゴ、アボット、ABインベブという鉄板銘柄に投資しています。ABインベブはやや割高とも思ったのですが、キャッシュフローは順調に増加しており、巨額買収後財務体質も改善しているので長期で持つなら問題ないと判断しました。

 雇用統計も悪くなかったですし、米国はファンダメンタルズが非常に良好ですね。先日書いたように、今年一杯までは新規投資を続ける方針に変わりはありません。それにしても何処まで円安が進むのでしょうかね?

ポートフォリオ ~3M~

化学品等のコングロマリット。

ポートフォリオ ~Abbott Laboratories~

医薬品・医療器具製造。

ポートフォリオ ~Wells Fargo~

銀行業。

ポートフォリオ ~Anheuser-Busch InBev~

ビール最大手。

ポートフォリオ ~大塚ホールディングス~

医薬品・食料品の製造販売。

ポートフォリオ ~バロー~

スーパーチェーン。