2013年12月27日金曜日

2013年の振り返りと2014年の目標設定

2013年が終わろうとしています。2013年を振り返り、2014年の目標設定をしたいと思います。

2013年の振り返り

まず、ターゲットとして最も重視している貯蓄率(手取り収入に対する純資産の増加率)は、133.8%と目標である55〜60%を大きく上回る結果となりました。手取り収入以上の純資産増加となり、大変満足しています。支出のコントロールと良好な市場環境が噛み合った1年となりました。

総資産から負債を控除した純資産は、2012年末対比で+161%増加しました(ドルベースでは+116%)。

【貯蓄率】    133.8%(投資利回りも含む)
【純資産増加率】 +161%(円ベース)
         +116%(ドルベース)

2014年の目標

続いて、2014年の目標です。貯蓄率のターゲットを、今年の目標から2パーセント引き上げ、57~62%とします。また、年末時点でのキャッシュ比率を最低で25%にまで引き上げたいと思います。

来年4月から始まる消費税増税(5%→8%)により、貯蓄率は悪影響を受けることになります。一方で、受取配当金の増加と支出の見直しにより、貯蓄率の2パーセント引き上げは自然体で可能と判断しました。手取り収入が今年と変わらない場合、純資産(円ベース)は、30%程度増加する計算です。

キャッシュ比率は現時点で20%弱ですが、株価の上昇に伴い、徐々に引き上げる必要があると考えています。しかし、株式評価額の上昇と、ブルマーケットにおけるリスクテイク姿勢の前衛化により、キャッシュ比率は低下する傾向がありますので、意識的に引き上げることが必要と判断しました。

【2014年の貯蓄率目標】 57~62%(2013年対比+2パーセント)
【2014年末でのキャッシュ比率】 最低で25%を確保

今後の投資スタンス

最後に、現時点での2014年の投資スタンスを記したいと思います。基本的な考えは去年書いた時点から殆ど変わっていません。昨日も書いた通り、引き続き株価は上昇する可能性もあるし、下落する可能性もあると思います(要はどうなるか分からない!ということですね)。

NISAについては、実際のところどうなるのか分からない点が多いので、様子をみながら考えようと思います。NISAに限らず、投資先は割安なグローバル企業が中心になるかとは考えていますが、投資先はまだ見つけられそうです。

それでは、今年一年ありがとうございました!来年もどうぞよろしくお願いします。
2014年が皆さまにとって良い一年でありますように!

2013年12月25日水曜日

2013年12月末の資産状況

少し早いですが12月の振り返りです。

金融緩和からの脱却が始まった

とうとう米国は金融緩和からの脱却に着手しました。開始時期については、事前の予想が右往左往しましたが、結局マスコミが大騒ぎしただけで円安・株高がいっそう進むことになりました。日経平均は16000円台にまで上昇しています。

我々庶民にとっては、円安も、物価高も、増税もまったく嬉しくないのですが、株高だけで浮かれモードになるところがなんとも不思議ですね。百貨店を始め、年末商戦は好調のようです。

日本人ってそんなに株式持ってましたかね?結局、円安にしてインフレ&景気浮揚&財政再建するしかないのが実態なのではないのでしょうか。

思い込みは禁物、常にオープンマインドで

一年の振り返りと来年の目標は別途記事にしようと思いますが、現在のスタンスについて簡単にまとめたいと思います。

リーマンショック後のように、はっきりしたベアマーケットでは、長期的視点で株式を購入すれば遅かれ早かれ報われる可能性が高いのですが、現在のようなニュートラルな状態はどう転ぶかわからないということが大前提です。

確かに、昨年と今年は株価が上昇しましたが、歴史的に見れば5年連続での株価上昇も不思議はありません。驚くような株価の上昇が続き、PER30倍の世界へ突入ということも十分ありえるのです。逆に、今年一年の株価上昇をすべて帳消しにする株価下落があったところで、まったく不思議は無いのです。

この不確実性こそが株式リターンの源泉であり、成功には経済的・精神的余裕が不可欠なのです。今年はすべてが自分の思ったとおりだ!と錯覚しかねない年でしたが、常に自分の思った通りになるとは思わず、市場から撤退しないことを最も重視すべきだと思っています。

短期的な動向に左右される事なく、長期的な視野に立ち、株式投資を続ける方針です。引き続きぞうぞよろしくお願いします!


【新規投資】…1銘柄
しまむら

【配当金再投資】…19銘柄
Wells Fargo、Phillips 66、Anheuser Busch Inbev、ConocoPhillips、Archer Daniels Midland、Chevron、 Exxon Mobil、Johnson & Johnson、Intl. Business Machines、Norfolk Southern、Eli Lilly、Microsoft、Unilever、3M、Walgreen、Mattel、McDonald、
The Coca-Cola Company、UnitedHealth Group

【売却】…1銘柄
コカコーラウエスト

【貯蓄率】
・149%(55〜60%が目標)
※貯蓄率は、手取り収入に対する純資産の増加率と定義

【純資産の先月末比】
・円ベース +4.7%増
・ドルベース+2.7%増
 ※純資産は、総資産から負債をネットアウトしたもの

2013年12月24日火曜日

しまむらを購入

年の瀬が迫ってきました。S&P500を筆頭に株高は続いており、楽観ムードでの年越しとなりそうです。こんな局面で株式を購入する方は、短期的に株価が2割程度下がってもなんとも思わない胆力のある方ばかりだと思います。

今月に入り、コカコーラウエストを売却し、しまむらを購入しました。コカコーラウエストについては、割安感がなくなったことから売却しました。株主優待は良かったのですが、株主優待と心中するつもりはありません。

なんでまた、しまむら?

しまむらは、偶然ガンブリア宮殿で特集されていた(テレビ東京のリンクはこちら)のを見て調べ始めました。そして、日本にもこんな企業があったのかと正直驚きました。

決算データをざっと30年分と、文献2冊を確認したところ、業績は素晴らしく、財務体質は強固であり、株価も適正であったので迷わず購入しました。この力強い業績とは裏腹に、その圧倒的地味さから、むしろ将来が悲観されているようです。ほかに悲観すべき企業はたくさんあるでしょう、と思うのですが。成長戦略がまったく描けないとかいう証券アナリストは、ファーストリテイリング並みのアグレッシブさを期待しているのでしょうか・・・さも優秀な証券アナリストと私のどちらが正しいか将来が楽しみです。ここまでPERが下がってくると、利益の増加は、株価の上昇に直結しますね。








日本のウォルマート

右肩上がりの売上高、店舗数、利益は日本のウォルマートといっても過言ではありません(もちろん業態は異なりますが)。これほど長期間ぶれることなく、合理的かつ安定した経営をおこなうためには、経済的な強みが不可欠であると断言できます。

ビジネスモデルは、衣料品業態のコンビニエンスストアに近いもので、同一規格の店舗をドミナント出店するものです。そして合理化によるコスト・コントロールが徹底されます。商品の衣料品は、メーカーからの買取のみであり、大量仕入(返品なし)によりエブリデー・ロー・プライス型の販売が可能となっています。


最低投資金額は100万円

しまむらのもうひとつの特徴は、株式分割を95年以降おこなっておらず、最低投資金額が現時点で約100万円と新規投資のハードルが高い点です。そのため株主数もそれほど多くありません。現時点では100万円を超えてしまいますので、NISA開始後も需給は緩いままでしょう。弱気派が頑張ってくれたらまた買い増ししたいと思います。

私は、NISAのために単位株数を少なくしたり、株式分割をしないで欲しいと思っています。株主は企業の方向を決める大事な役割を担っており、あえて質の低い株主を多くする必要はありません。

引き続き堅実な経営を続けて欲しいと思いますが、株価に応じて自社株買い行なうなど、今後は資本政策の面でも一流になることを期待しています。


ポートフォリオ ~しまむら~

衣料品販売大手。合理主義を徹底し、圧倒的な成長を続ける小売業界の巨人なのだが、いかんせん地味なので、将来は嘱望されていないバリュー&グロース銘柄。