2015年1月31日土曜日

2015年1月末の資産状況

米国株は調整局面入りか

今月は米国株を中心とした海外株がやや弱めでした。これまで「ドル高(しかもかなりのハイペース)」と「株高」が両立してきた訳ですが、通常この動きが長続きすることはありません。ドル高が続けば企業収益が圧迫され株安、ドル安になれば株高というのがセオリーでしょう。特に、輸出企業やグローバル企業はその傾向が顕著になる筈です。一方で、内需株は通貨の動きに対し、そこまで敏感に反応しないということだと考えています。

米国株のバリュエーションは、(個々にばらつきはありますが)総じてみればやや割高だなと感じていますので、▲2割ぐらいの調整は普通にあり得ると思います。株価が伸び悩んでいると思われているグローバル株の代表格フィリップ・モリス(PM)をみても、円ベースでみると全然安くなっていないんですよね。願わくばもう一段安くなってくれないかなぁと思っています。


日本株は強めの動き

転じて日本株は今月なかなかの高パフォーマンスを示しました。特に、日清製粉グループや森永乳業などの食品株がかなり強めの動きとなりました。これまで日本株は「円安」が進んだ割には株価が反応していませんでしたので、その調整かもしれません。もちろん、日本の食品株のバリュエーションは、毎度のことですが既にバブル化している銘柄も多くなっているので、新規参入はには注意が必要です。投資実行時には、成長力とバリュエーションのバランスを考えることが必須ですね。

私があえて日本株を買うのは、インフレヘッジを強く意識しているからです。海外株で補えるかもしれませんが、インフレ時に円安が進まない場合もあり得えるのです。インフレは企業収益やバリュエーションに対して大きなマイナスインパクトを与えますが、インフレ下でも生き残ることのできる企業の株価は、最終的にインフレ後の物価水準に収斂することになります。安定した収益力や耐久力を備え、バリュエーションが適正な企業には淡々と投資する構えです。


今月の売買

NISA口座を利用してユニリーバ(UL)を追加購入しました。売却はなしです。

原油市場の下落がいつオイルメジャーの株価にインパクトを与えるのかが最近の関心事です。昨年から月に一度ぐらいしか投稿していませんが、長期的な視点で見守っていただければ幸いです(笑)

引き続きよろしくお願いします!

【貯蓄率(59〜64%が目標)】
 ▲68%
 ※貯蓄率は、手取り収入に対する純資産の増加率と定義

【純資産の先月末比】
・円ベース ▲1.0%
・ドルベース+1.5%
  ※純資産は、総資産から負債をネットアウトしたもの