2012年12月31日月曜日

2012年の振り返りと2013年の目標設定

今年が終わろうとしています。2012年を振り返り、2013年の目標設定をしたいと思います。

2012年の振り返り

まず、総資産から負債を控除した純資産は、2011年末対比で+472%増加しました(増加率が大きいのは、純資産額がそれほど多くないためです)。この数値は目標を大きく上回るものであり、大変満足しています。税金や公的年金が差し引かれた後の手取り収入に対する貯蓄率(手取り収入に対する純資産の増加率であるため、投資利回りも含む)は、75%と高水準で終えることができました。

惰性で消費していた固定費を聖域なく見直し、毎月の支出額を抑制することに成功したことが、目標を上回ることが出来た主因です。当ブログは投資にフォーカスしたものなので、節約に関して詳しく書くことはしませんが、単に消費を減らすだけでなく、真に必要なものは何なのかを考え、取捨選択することを心掛けました。コスト意識は資本を生み、資本は余裕につながることを実感できた1年でした。

また、貯蓄率が高いのは、投資環境が良好であったことも大きな要因です。投資利益が貯蓄率を10%程度押し上げていると思います。

【純資産の2011年末比】 +472%(円ベース)
【2012年の貯蓄率】    75.2%(投資利回りも含む)


2013年の目標

続いて、2013年の目標です。ターゲットパラメータとしてきた純資産の増加額から、貯蓄率をターゲットに変更します。具体的には、2013年の貯蓄率のターゲットを、55~60%に設定します。

純資産の増加額をターゲットとしなくなったのは、年金という観点からすると、貯蓄率が目標値として適切であるという判断からです。目標額を設定しまうと、日本の厚生年金をみても分かるように、リスク選好に傾斜し、ギャンブルをする誘引が働きます。私の目標は、簡単に土台が揺るがないような企業に投資することであり、かつそうした企業の株式を出来るだけ割安な価格で買うことです。こうした銘柄は、超長期保有ができる可能性が高く、景気後退期でも売却する必要が低いので、節税効果が高くなります。

2012年の貯蓄率が75%ですので、目標が低いようにも思えますが仮に株式市場が大荒れになっても、この数字は必達という最低限の目標です。手取り収入が今年と変わらない場合、純資産は80%強増加する計算になります。

【2013年の貯蓄・投資比率目標】 55~60%


今後の投資スタンス

最後に、現時点での2013年の投資スタンスを記したいと思います。2013年は、米国を中心に世界的に景気回復が本格化していく可能性が高いと考えています。このため、残念ながら、株価にも上昇圧力がかかってくる可能性が高いと思っています。しかし、世界的に株価はなお割安と思っているので、少なくとも2013年中は株式投資に強気スタンスで問題ないと考えています。しかしその後、景気の回復感が明確化し、楽観論が台頭してきた後は、徐々に慎重な判断が求められてくると考えています。

それでは、今年一年ありがとうございました!来年もどうぞよろしくお願いします。
2013年が皆さまにとって良い一年でありますように!

2012年12月30日日曜日

12月末の資産状況

少し早いですが、12月を振り返りたいと思います。

自民党が予想を超える圧倒的勝利を決めると、円安・株高がさらに進行しました。PERなどの指標でみると日本株には過熱感もみられていますが、巷では強気な見方を示すエコノミスト(と呼ばれている人達)が数多くいるので、暫く上値買いを誘った後、下落を始める可能性が高いと考えています。日経平均●●円を予想!!とか言っている人は、ちゃんとそのポジションをとっているのでしょうか?もしくは思いつきで言っているだけなのでしょうか?

個別株をみると、三国コカコーラが吸収合併に伴い急伸しました。合併後の不足分買い増すかどうかはこれからじっくり考えたいと思います。

一方、米国は財政の崖への警戒感から芳しくない動きとなっていますが、経済指標は改善しているようです。あと1年程度警戒し続けて頂くか、あるいは暴落して欲しいと思っています。

今月はあまり新規投資をしていません。米国株ではコカコーラ、日本株では日本たばこ産業を買いました。配当金再投資は、ConocoPhillips、Phillips 66、Gerdau、Archer Daniels Midland、Chevron、Exxon Mobil、Eli Lilly、Johnson & Johnson、Walgreen、Microsoft、Unilever、McDonald、Wal-Mart、H.J. Heinz、Lockheed Martin、International Flavors & Fragrances、以上16銘柄で実行しています。配当税引き上げの前に、駆け込み配当が多くなっているようですね。

資産状況をみると、リスク資産の上昇と円安により大きく増加しました。幸いにも、総資産に占める外貨比率を9割にまで引き上げていたので、円安をほぼフルに享受することができました。

 【純資産の先月末比】
・円ベース +18.9%増
・ドルベース+14.1%増
 ※純資産は、総資産から負債をネットアウトしたもの

2012年12月29日土曜日

財政の崖とやらで

年末に向けて騒がしくなってきましたね。どんどん売って頂き、良い投資機会になればと思っています。早速、コカコーラを買いました。

ポートフォリオ ~Coca Cola Company~

清涼飲料メーカー。

2012年12月27日木曜日

バブル?反動?

これまでのうっぷんを晴らすかのような円安・株高です。年末で薄商いであることをいいことに、やりたい放題です。ドル円は86円弱まで上昇し、90円を目指す、というような声も聞こえ始めました。皆さん大晦日はいい気分で迎えたいのでしょうね。ショートしている人は大変でしょうが。

やりすぎという気もしますが、これまで売り(or買い)浴びせられていた反動もあるので、もうしばらくこの相場が続くのではないかと考えています。従い、私は日本株をまだ売っていません。十分安値で仕込ませてもらいましたので、機が熟すのを待っています。

一連の動きをみて、つくづく感じるのは、マーケットは行き過ぎるものだということ。今回は、円が買い込まれ、株が売り込まれ過ぎているときに、円を売り株を買うことができました。ここまではついているといえますが、調子に乗るのは禁物です。

年末に向けて、じっくりと来年の投資戦略を検討することになりますが、引き続きドルキャッシュをグローバル企業に投資することが基本的な戦略となると考えています。日本株は、早速割高になってしまった感がありますが、引き続きグローバル企業は割安であるといえます。

ポートフォリオ ~日本たばこ産業~

たばこメーカー。

2012年12月1日土曜日

11月末の資産状況

早くも12月です。寒いです。一年を振り返り、来年の目標を考える時期になりました。

11月上旬にオバマ大統領の再選が決まった後、株価は大きく調整しました。その後、野田政権の解散が決まり、有力候補とみられている安部自民党総裁による金融緩和発言から、円安が進みました。その後は、何故かよく分かりませんが、株価は上昇しました。自民党政権に期待、とか適当なことをいうメディアもいますが、そんなはずはないでしょう。もしかすると徐々に景気の底打ちが近づいているのかもしれません。

今回の選挙戦についての雑感を述べさせてもらうと、改めて人気取りの政策やマニフェストのオンパレードで、政治には失望しています。構造改革が必要であるはずなのに、明らかに危機感が足りません。金融政策で構造問題が解決できるはずはないでしょう。金融政策に頼るということは、手詰まりになっていることを自らアピールしているようなものです。金融政策で出来ることは、インフレにして、自ら(政府)の借金を目減りさせることぐらいでしょう。また、卒原発とかいっている人は、円安がさらに進んだ場合の現実的なシナリオを描けているのでしょうか?疑問はつきません。

さてさて、今月は、久しぶりかつ積極的に米国株を買いました。Kraft Foods、Lockheed Martin、Chevron、Norfolk Southern、Hormel Foods、Walgreen、Coach、Automatic Data Processing、Canadian National Railway、以上9銘柄に対して新規投資をおこないました。先月、S&P500採用銘柄をすべて確認し、長期投資に耐え得ると判断した銘柄を中心に買っています。また、Bristol Myers Squibb、General Mills、AT&T、The Procter & Gambleで配当金を再投資しています。

日本株では、利益が乗った関西電力を売却し、セブン銀行を買い増ししました。

資産状況をみると、リスク資産の評価額が上昇したことにより、純資産は大きく増加しました。既に今年の目標は達成していますが、今後も節約に励み、貯蓄率を高めることを意識していきたいと思っています。

 【純資産の先月末比】
・円ベース +26.4%増
・ドルベース+22.0%増
 ※純資産は、総資産から負債をネットアウトしたもの