2014年10月5日日曜日

2014年9月末の資産状況

10月入り後から相場がよく動いていますね。さらに本州に台風18号が直撃ということで、今週末は自宅でゆっくり過ごしています。雇用統計が出ましたが、失業率が5%台に突入したところをみると、景気循環はコーナーを回った可能性が高いですね。

さて、9月を振り返ると為替がよく動きました。ドル高と円安が同時に進行し、対ドルでは6%弱の円安となりました。このため、円ベースの純資産は大きく増加しましたが、円預金等はドルベースで価値を減じてしまいますので、ドルベースの純資産は微増となりました。

ドル相場に対する考え方

良い機会ですので、現時点での為替に対する私自身の考え方を整理したいと思います。大前提として、為替の予測は大変難しく、短期ではほぼランダムに動くと考えており、短期売買はギャンブルでしかないと思います。一方で、長期的には金利差を映じた変動をすることが知られています。特に、ドル円相場では、アメリカの利上げ・利下げの影響を強く受けます。もちろん日本の利上げ・利下げの影響も受けますが、長い間動いておりませんし、しばらく利上げは考えられませんので重視されていないのが実情でしょう。

昨年、今後はアメリカの利上げが織り込まれドル高が進行すると予測し、2015年時点で外貨(ドル)資産比率がほぼ50%になるように、ドルを買い建てました(現時点での外貨資産比率は8割弱)。その際、2015年時点で、ドル円相場は1ドル=110〜115円程度になると予想していました(為替の水準は当たらないのでブログに書いたことは一度もありませんが)。

しかし、2014年9月時点で既に110円台に突入し、予想よりも円安の勢いは強そうです。これは、アメリカのインフレ率が低位であることや日本の貿易赤字などが影響しているかもしれません。ただ、予想から大きく外れた動きとはなっていないので、為替ポジションについては何も動かさず、2015年まではこのままのポジションを取り続けるつもりです。2016年以降、ドル円相場がどう動くか現時点でまったくイメージはありませんが、既に日本国民からの反発が強いところをみると、再び円高へ反転するシナリオも捨て切れないですね。もちろんその逆(インフレ進行)もあり得るのですが・・・

株式投資ではアメリカの内需企業選好

株式投資においては、アメリカの内需企業はドル高の影響を受けにくいとの考えから、例えば、アルトリアグループやバークシャーハサウェイなどを選好して買い増ししてきました。ただ、既にアルトリアグループなどは割高感も出つつありますね。なお、グローバル企業とみられているコカコーラ、ペプシコ、ウォルマート、マクドナルドなどでもアメリカの比率はかなり高いので、ドル高だけでそれほど業績が悪化すると心配はしていませんが、多少は影響が出てくるかもしれません。

今年もあと3ヶ月ですが、引き続きどうぞよろしくお願いします!

【貯蓄率(57〜62%が目標)】
 +333%
 ※貯蓄率は、手取り収入に対する純資産の増加率と定義

【純資産の先月末比】
・円ベース +6.4%
・ドルベース+0.7%
  ※純資産は、総資産から負債をネットアウトしたもの