2013年5月18日土曜日

楽観相場はじまる

楽観相場はじまる

引き続き株価は上昇しています。一方で、国債の取引利回りが上昇し、投資家の楽観姿勢が顕著です。私のポートフォリオの中心である食品企業や生活必需品企業の株価はさほど上がらず、景気循環的な企業の上昇が目立ちます。私のポートフォリオのパフォーマンスがインデックスに劣後するのは、楽観相場の典型的現象です(売り叩かれていた二流・三流企業の株価が急上昇するため)。

止まらない円安

私は、日本株の一部(かどや製油、バロー、カスミ)の利益を確定しました。円安の悪い影響は、かどや製油に顕著に現れてきています。製品の独占力が強いのでいずれ収益力は回復すると思いますが、10%の値上げでは想定を超えた減益は避けられないと思い、調整が進むまで手放すことにしました(会社の想定レートは93円/ドルですので・・・)。割安になればまた買いたいと思っています。

これまでは、円安→株高との関係が成り立ってきていましたが、これからは円安の負の側面にも注目されてくるのではないでしょうか。

キャッシュ比率の引き上げを

今後はキャッシュ比率を徐々に引き上げていきます。割安な株をちまちまと買うことはあると思いますが、基本的には新規投資の抑制と銘柄の整理を進めていきます。その後、さらにリスクが高まったと判断される局面では、配当金再投資の停止によりリスク回避の措置をさらに講じていくことになると思います。

2013年5月16日木曜日

ポートフォリオ ~GlaxoSmithKline~

医薬品・生活必需品の製造。

2013年5月11日土曜日

ポートフォリオ ~Brown Forman~

ウイスキー、スピリッツ、ワインの製造。

2013年5月2日木曜日

セブン銀行の四半期純利益推移

最近、株価がグイグイと伸びているセブン銀行について書いてみたいと思います。セブン銀行は、現時点においてもポートフォリオのウェイトが最大です。株価には、同社の成長期待が織り込まれつつあり、徐々に割安感は薄れていますが、グロース株としての魅力はまだあると考えています。

安定した四半期純利益推移

下図は、セブン銀行の四半期純利益と4四半期移動平均推移をグラフ化したものです。2001年4月にアイワイバンク銀行として設立した後、約2年で黒字転換し、極めて安定して推移していることが分かります。2003年半ばから、一度も赤字を計上しておらず、ATM手数料を主要な収入源とする同社の特徴がよくあらわれていると思います。私は、同社のようにコンスタントに利益を計上する企業であることが、投資の最低条件であると考えています。

利益をコンスタントに計上するという特徴は、株価が四半期決算によるノイズや、マーケット環境の影響を受けにくいことにも繋がります(ベータ値は低いと思います)。大きな減損を出さないということも、利益をコンスタントに計上するために必要になります。

上場してから利益はほぼ横ばい

同社は、2008年にジャスダック市場に上場しました(2011年に東証1部に上場)。2008年以降の動きをみると、改正貸金業法によるノンバンク取引の減少の影響から、2011年にかけて利益がやや弱含んだこともあり、利益は概ね横ばいであったことが分かります。振り返れば、ここが買い時であったといえるかもしれませんね。

しかし、その間もATM設置台数は増加の一途であり、提携金融機関の数も増加しています。ATM設置にともなう減価償却費用はうまくコントロールされているようなので、徐々に利益が拡大していく可能性が高いと思っています。

国内における業務拡大も注目ではありますが、同社の今後の注目点としては、海外のセブンイレブン店舗への進出など、海外事業をいかに拡大していくかということになります。セブン銀行は、海外同業企業(FCTI社)を2012年末に買収し、海外進出の足場を作りつつあります。リスクの高い海外事業にどのように臨むかが最大の注目点です。


2013年5月1日水曜日

2013年4月末の資産状況

株高が止まりませんね。円安が一服しているにも関わらず、日本株は世界指数を大きくアウトパフォームし、米株もジリジリと上昇しています。米株については、長期的な上昇局面に入ったと指摘する人も多くなってきました。

長期的な上昇局面に入るリスク

日本株はさておき、米株についてはこちらで指摘している通り、私もバリュエーションの修正(PERの上昇)過程に入った可能性は否定できないと考えています。アメリカ株のバリュエーションは、依然として適正水準にあると思います。キャッシュを溜め込み、暴落を信じて待ち続けても、それは10年後である可能性もあります。このため、短期的な下落リスクは承知で淡々と買い増ししている状況です。こうした強気のスタンスを維持できるのは、自ら納得するまで材料を揃え、現在の価格なら負ける可能性は低いと判断しているからにほかなりません。

私が投資している企業は、長期的に卓越した実績を残してきた企業群で、バーゲンセールとまではいきませんが、適正な価格で購入しています。卓越した実績を残してきた企業は、これからも良好な業績を残す可能性が高いと考えられます。そして、より重要なことは、例外はありますが、こうした卓越した企業を打ち負かす企業は不思議なほど現れなかったということです。

夢も希望もありませんが、一流企業は将来も一流企業である可能性が高く、三流企業は将来も三流企業であるか、もしくは淘汰される可能性が高いという事実があります。三流企業が一流企業になることに賭けるのは、困難です。

きたる調整局面に向けての準備も必要

このように買い増しを続ける一方、過熱局面での銘柄の選別と、キャッシュ比率を高める局面に向けてのシナリオを模索しています。現在のキャッシュ比率は2割強ですが、きたる調整局面では、キャッシュ比率を最低でも5割以上にまで引き上げて望みたいところです。バフェットの様にうまくいくかは分かりませんが、長期的な視点を忘れず、マーケットと付き合っていきたいと思います。

【新規投資】…8銘柄
Companhia de Bebidas das Americas、The Coca-Cola Company、The Procter & Gamble、Colgate Palmolive、PepsiCo、General Mills、Berkshire Hathaway、Wal-Mart Stores

【配当金再投資】…17銘柄
PepsiCo、The Coca-Cola Company、Union Pacific、Canadian National Railway、Automatic Data Processing、Lockheed Martin、Coach、Wal-Mart Stores、Kimberly Clark、Hewlett-Packard、
International Flavors & Fragrances、Companhia de Bebidas das Americas、H.J. Heinz、Altria Group、Kraft Foods Group、Philip Morris International、Mondelez International

【売却】…1銘柄
三国コカコーラ

 【貯蓄率】
・200%(55〜60%が目標)
※貯蓄率は、手取り収入に対する純資産の増加率と定義

【純資産の先月末比】
・円ベース +11.8%増
・ドルベース+8.1%増
 ※純資産は、総資産から負債をネットアウトしたもの