株高が止まりませんね。円安が一服しているにも関わらず、日本株は世界指数を大きくアウトパフォームし、米株もジリジリと上昇しています。米株については、長期的な上昇局面に入ったと指摘する人も多くなってきました。
長期的な上昇局面に入るリスク
日本株はさておき、米株については
こちらで指摘している通り、私もバリュエーションの修正(PERの上昇)過程に入った可能性は否定できないと考えています。アメリカ株のバリュエーションは、依然として適正水準にあると思います。キャッシュを溜め込み、暴落を信じて待ち続けても、それは10年後である可能性もあります。このため、短期的な下落リスクは承知で淡々と買い増ししている状況です。こうした強気のスタンスを維持できるのは、自ら納得するまで材料を揃え、現在の価格なら負ける可能性は低いと判断しているからにほかなりません。
私が投資している企業は、長期的に卓越した実績を残してきた企業群で、バーゲンセールとまではいきませんが、適正な価格で購入しています。卓越した実績を残してきた企業は、これからも良好な業績を残す可能性が高いと考えられます。そして、より重要なことは、例外はありますが、
こうした卓越した企業を打ち負かす企業は不思議なほど現れなかったということです。
夢も希望もありませんが、
一流企業は将来も一流企業である可能性が高く、三流企業は将来も三流企業であるか、もしくは淘汰される可能性が高いという事実があります。三流企業が一流企業になることに賭けるのは、困難です。
きたる調整局面に向けての準備も必要
このように買い増しを続ける一方、過熱局面での銘柄の選別と、キャッシュ比率を高める局面に向けてのシナリオを模索しています。現在のキャッシュ比率は2割強ですが、きたる調整局面では、キャッシュ比率を最低でも5割以上にまで引き上げて望みたいところです。バフェットの様にうまくいくかは分かりませんが、長期的な視点を忘れず、マーケットと付き合っていきたいと思います。
【新規投資】…8銘柄
Companhia de Bebidas das Americas、The Coca-Cola Company、The Procter & Gamble、Colgate Palmolive、PepsiCo、General Mills、Berkshire Hathaway、Wal-Mart Stores
【配当金再投資】…17銘柄
PepsiCo、The Coca-Cola Company、Union Pacific、Canadian National Railway、Automatic Data Processing、Lockheed Martin、Coach、Wal-Mart Stores、Kimberly Clark、Hewlett-Packard、
International Flavors & Fragrances、Companhia de Bebidas das Americas、H.J. Heinz、Altria Group、Kraft Foods Group、Philip Morris International、Mondelez International
【売却】…1銘柄
三国コカコーラ
【貯蓄率】
・200%(55〜60%が目標)
※貯蓄率は、手取り収入に対する純資産の増加率と定義
【純資産の先月末比】
・円ベース +11.8%増
・ドルベース+8.1%増
※純資産は、総資産から負債をネットアウトしたもの