石油メジャーの一角。天然ガス採掘にも強みを有する。
2012年4月30日月曜日
Ambevの強みと弱み
下図にあるとおり、アンベブの主要マーケットはブラジルを中心としたラテンアメリカです。その他、カナダも相応の寄与があります。ラテンアメリカは豊富な資源を背景に今後の成長が見込める地域であるとみており、実際、売上は増加基調にあります。
しかし、アンベブの特徴点は、マージン率の異常な高さにあります。売上高利益率は50%近辺にまで達しています。アンベブは地域によらず、高水準のマージン率を維持しているのですが、こうした水準が長期的に維持できるのかどうかと考えると、不安な面もあります。
折りしも、日本の最大手キリンホールディングスがブラジルの大手ビールメーカーを買収しました。ブラジルで競争が激しくなると、マージン率が低下する可能性があることには注意しておいたほうが良いと思っています。
2012年4月29日日曜日
Dow chemical 2012年1Q決算
EPS$0.35(市場予測$0.70)。
売上・利益ともに前年を割り込み振るわなかった。EBITDAベースで伸びたセグメントは、アグリのみ。ただ、アグリビジネスは比較的安定しているので、新たな収益源が育っているのは心強い。主力のプラスチックは、電機セクターの弱さが反映されており今後の動向が注目される。
このほか、増配が発表され、配当利回りは4%弱にまで上昇。
現在の投資スタンス
私は(日本と欧州以外の)株式市場に対して、現状強気の態度で臨んでいます。まず、現在の相場はバブル的な兆候はまったくみられていません。相場の空気は総じて悲観的であり、バリュエーションも魅力的です。米国を中心に徐々に改善に向かい、グローバル経済は加速する局面であるとみています。
残念ながら欧州は、ジリ貧の状況が続くでしょう。しかし、これから起こるのはリーマンショックのような急激な変化ではなく、これまでの日本が経験したような、非常に緩やかな衰退です。
日本は、成長の伸びしろが非常に小さいうえに、企業は海外展開できていません。こうした中で、株価はかなり割高で、とても買える水準ではありません。私はショートセルはあまりしないほうですが、それをしたくなる衝動に駆られます。最近の半導体メーカーの破綻や、電機の悲惨な決算をみていると、まったく株主に報いることができていないことが明白です。
しかも、超円高といわれる為替レートですが、米ドルで見る限り水準は概ね適正であるとみられます。今後は、米国金利の上昇に従い円安へ振れていく局面が予想されますが、米国景気が少しでも弱い動きをみせればすぐにでも70円台に突入することもありそうです。しかし、長期的にみて最も恐れるべきは、日本売りです。現状ではそうした兆候は見られていませんが、私が一生を終えるまでにはそうした局面が訪れることでしょう。政治・報道・企業行動をみていると、そう考えざる得ません。
残念ながら欧州は、ジリ貧の状況が続くでしょう。しかし、これから起こるのはリーマンショックのような急激な変化ではなく、これまでの日本が経験したような、非常に緩やかな衰退です。
日本は、成長の伸びしろが非常に小さいうえに、企業は海外展開できていません。こうした中で、株価はかなり割高で、とても買える水準ではありません。私はショートセルはあまりしないほうですが、それをしたくなる衝動に駆られます。最近の半導体メーカーの破綻や、電機の悲惨な決算をみていると、まったく株主に報いることができていないことが明白です。
しかも、超円高といわれる為替レートですが、米ドルで見る限り水準は概ね適正であるとみられます。今後は、米国金利の上昇に従い円安へ振れていく局面が予想されますが、米国景気が少しでも弱い動きをみせればすぐにでも70円台に突入することもありそうです。しかし、長期的にみて最も恐れるべきは、日本売りです。現状ではそうした兆候は見られていませんが、私が一生を終えるまでにはそうした局面が訪れることでしょう。政治・報道・企業行動をみていると、そう考えざる得ません。
2012年4月末の資産状況
キャッシュ比率が高めだったので、今月は積極的に株式を買いました。世界経済のエンジンたる米国は着実に回復しているようにみえます。今後も着実にブルーチップを中心に投資を続けたいと思います。
もっとも、今月は2つのネガティブサプライズが。。。
まずは、YPFです。アルゼンチン政府がとうとう国有化の法案を議会に提出しました。これに伴い、株価は暴落。親会社レプソル社があるスペインをはじめ、国際社会がアルゼンチン政府を非難しています。私は、資源埋蔵量を含めたアルゼンチンのポテンシャルを買っていますので、暴落後に買い増しました。
次はWalMartです。 メキシコ政府への賄賂疑惑が報道され、株価も大きく下げました。こちらについては、徐々に買い戻しが入っているようです。
今月は、以上のネガティブサプライズがあったものの、マクロ経済およびその他企業の決算が堅調であったことから、総資産は微増となりました。
5月は、楽天証券に中国・インド投信が眠っていることから、これを換金してグローバル企業への投資に振り向けたいと思っています。グローバル企業にくらべて、こうした新興国企業や日本企業の大部分はガバナンスに問題があるので、投資信託やインデックス投資を拡大する予定はありません。僅かかもしれませんが、信託手数料などのコストも問題です。
【総資産の先月末比】
・円ベース +3.1%増
・ドルベース+6.4%増
※総資産はローンをネットアウトしたベース
もっとも、今月は2つのネガティブサプライズが。。。
まずは、YPFです。アルゼンチン政府がとうとう国有化の法案を議会に提出しました。これに伴い、株価は暴落。親会社レプソル社があるスペインをはじめ、国際社会がアルゼンチン政府を非難しています。私は、資源埋蔵量を含めたアルゼンチンのポテンシャルを買っていますので、暴落後に買い増しました。
次はWalMartです。 メキシコ政府への賄賂疑惑が報道され、株価も大きく下げました。こちらについては、徐々に買い戻しが入っているようです。
今月は、以上のネガティブサプライズがあったものの、マクロ経済およびその他企業の決算が堅調であったことから、総資産は微増となりました。
5月は、楽天証券に中国・インド投信が眠っていることから、これを換金してグローバル企業への投資に振り向けたいと思っています。グローバル企業にくらべて、こうした新興国企業や日本企業の大部分はガバナンスに問題があるので、投資信託やインデックス投資を拡大する予定はありません。僅かかもしれませんが、信託手数料などのコストも問題です。
【総資産の先月末比】
・円ベース +3.1%増
・ドルベース+6.4%増
※総資産はローンをネットアウトしたベース
投資方針
基本方針
生活防衛資金として生活費1年分+αの円キャッシュを保有する以外は基本的に、グローバル企業への株式投資を行います(たまには投機的な銘柄にも投資しています)。目標利回りは現地通貨ベースで(控えめに)年3%以上です。
今後日本の物価上昇率が低く推移し続ける場合には、円高方向に振れていく可能性がありますが、当面引き出すつもりはないので問題ないと思っています。むしろ、日本円の投売りが今後20年以内に起こらないことが重要です。もし起こったら、海外資産がヘッジにはなるでしょうが、インフレが起こって実質的には貧しくなってしまうでしょう。
投資インフラ
楽天証券も使っていますが、コストが高いので、最近はFirstrade証券をメインに使っています。Firstrade証券では配当金を自動再投資して複利効果を最大化します。円のドル転には、サイバーエージェントFXとシティバンクを使って送金しています。Firstradeの残高がいつの日か、10万ドルを超えたらデビットカードを手に入れたいと思っています。
生活防衛資金として生活費1年分+αの円キャッシュを保有する以外は基本的に、グローバル企業への株式投資を行います(たまには投機的な銘柄にも投資しています)。目標利回りは現地通貨ベースで(控えめに)年3%以上です。
今後日本の物価上昇率が低く推移し続ける場合には、円高方向に振れていく可能性がありますが、当面引き出すつもりはないので問題ないと思っています。むしろ、日本円の投売りが今後20年以内に起こらないことが重要です。もし起こったら、海外資産がヘッジにはなるでしょうが、インフレが起こって実質的には貧しくなってしまうでしょう。
投資インフラ
楽天証券も使っていますが、コストが高いので、最近はFirstrade証券をメインに使っています。Firstrade証券では配当金を自動再投資して複利効果を最大化します。円のドル転には、サイバーエージェントFXとシティバンクを使って送金しています。Firstradeの残高がいつの日か、10万ドルを超えたらデビットカードを手に入れたいと思っています。
2012年4月18日水曜日
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