2013年6月1日土曜日

2013年5月末の資産状況

日本株比率の縮小を実行

日経平均が16,000円に迫るころ、流石に上がり過ぎと判断し、日本株の一部(ノバレーゼ、バロー、カスミ、かどや製油、伊藤忠商事)を売却しました。その後、日経平均は大きく調整することになり、結果的によい判断となりました。日本株はまだいくつか保有していますが、2月以降購入を停止していますので、アンダーウェイトが今後も続くでしょう。世界的水準でみると魅力ある企業が少ないうえ、株価・業績のボラティリティが高く、サラリーマンが長期投資を実行するには難しい市場であると考えています。流石にこれほどボラティリティが高いと、総悲観で参入しない限り、安全とはいえません。

売られる生活必需品・食品銘柄

日経平均の暴騰・暴落のほか、今月目立ったのが生活必需品・食品銘柄の弱さです。これについては2つの説明があるようで、①景気回復に伴い景気循環銘柄へのシフトが起こっている、②FEDの資産買い入れ縮小観測により高配当株に売りが出ている、というものです。いずれの理由であろうが、価格下落は投資を行う者にとっては結構なことです。あと1割〜2割下がってくれれば、下値を拾っていこうと思っています。また、価格が押し下げられた状態で推移してくれれば、配当金再投資の効果が30年後のパフォーマンスを押し上げることになると思うと嬉しくてたまりません。

キャッシュ比率の引き上げを開始

とはいえ大局的にみれば、景気回復に伴い楽観的ムードが市場を覆っていると感じています。ニューヨーク市場の下げ方も調整の域を出ていません。景気後退が始まると、楽観的ムードは一変します。そこでキャッシュを持っているか、損切りするしかない状況に追い込まれるかでは、パフォーマンスが全く異なります。こうした状況になるのはまだ先でしょうが、ギアを一段落として、キャッシュ比率を徐々に引き上げることにしました。また、為替についても、2年後を目処に円・ドル比率がニュートラルになるように調整する予定です。今後ともよろしくお願いします!


【新規投資】…6銘柄
Philip Morris International、Union Pacific、Brown Forman、Altria Group、China Mobile、GlaxoSmithKline

【配当金再投資】…7銘柄
AT&T、Bristol Myers Squibb、General Mills、Anheuser-Busch InBev、Hormel Foods、Abbott Laboratories、The Procter & Gamble、Colgate Palmolive

【売却】…5銘柄
ノバレーゼ、バロー、カスミ、かどや製油、伊藤忠商事(一部)

 【貯蓄率】
・128%(55〜60%が目標ですが7ヶ月連続の100%超となりました)
※貯蓄率は、手取り収入に対する純資産の増加率と定義

【純資産の先月末比】
・円ベース +13.4%増
・ドルベース+9.9%増
 ※純資産は、総資産から負債をネットアウトしたもの