今月は、昨年末から続いている円安・株高が継続しました。実際、世界的な景気回復が実体として進んできた感があり、債券利回りもジリジリ上昇しています。私を含めて、株ロングを実行してきた方々からすると、とうとう「稲妻」が瞬いた、ということになるでしょう。これまで株ショート・円ロングの逆風を耐えてきたリターンを手にしています。
しかし、株式市場に身を置く者にとってみれば、世間が楽観的になるにつれて警戒感を高めていかなければなりません。常にバリュエーションを意識することが必要です。今年中は株は買い、という考えは変わっておらず、私個人は持ち株をほとんど売却していませんが、割高と判断される銘柄については売却を実行することになるでしょう。
続々と決算も発表されていますが、チェックしている中でひどい決算はダウケミカルぐらいで、総じて堅調だと思っています。
個別株の動きをみると、年初に購入したJTや大塚ホールディングスが好調でした。海外株では、決算を嫌気しコーチやダウケミカルが大きく下落しました。今月の投資行動は以下のとおりですが、比較的積極的に買い増ししています。
【新規投資】
3M、Abbott Laboratories、Wells Fargo、Mondelez International、UnitedHealth、Union Pacific 、Colgate-Palmolive、Unilever、バロー、JT、大塚HD、セブン銀行
【配当金再投資】
Canadian National Railway、PepsiCo、Hewlett-Packard、Automatic Data Processing、Kimberly Clark、Altria Group、Philip Morris International、Kraft Foods、Companhia de Bebidas das America
【売却】
NTTドコモ、ゼビオ
純資産残高をみると、リスク資産の評価額が急上昇しているため、引き続き大きく増加しています。今年の目標である、「貯蓄率55~60%を目指す」という目標に対してみると非常に良好なスタートを切ることができました。
【貯蓄率】
・270%
※貯蓄率は、手取り収入に対する純資産の増加率と定義
【純資産の先月末比】
・円ベース +20.2%増
・ドルベース+13.6%増
※純資産は、総資産から負債をネットアウトしたもの