2012年10月15日月曜日

日経平均とS&P500の共通点と相違点

暇なのでS&P500の“全銘柄”をvaluelineを使って眺めるという、変態的な作業をしています。スペルでいうとまだA〜Fまでしか終わっていないのですが、日経平均とS&P500をみていていくつか感じたことがありました。

まず共通点を挙げると、明らかに長期投資に適さない銘柄が含まれているということです。S&P500の場合、ITセクターや金融セクターにこうした銘柄が多いように感じます。私はどうしても、こうした銘柄が含まれるインデックス投資に対して気が引けてしまいます。しかしながら、よく指摘されるように個別投資は、急成長を遂げる企業を逃すことが多くなるので一長一短です。

相違点はかなり多いのですが、まず、①インフラ•エネルギー•医療銘柄の企業が日経平均に比べ多いですね。これはお国柄でしょう。そして、②業績を伸ばしている製造業が多いです。これは円高と国内空洞化に苦しむ日本と好対照です。そして最後が一番大事なのですが、③年率10%以上の増配を続ける企業が本当に多いです。もはやここまでくると、アメリカは日本と違ってインフレだから、という理由は通じないと思いました。

まだ全体の4分の1も終わっていませんが、S&P500を知ることは良い勉強になりそうなので、最後まで続けようと思います。