2014年11月3日月曜日

2014年10月末の資産状況

今月を振り返ると・・・

何が理由だったのかよく分かりませんが、中旬にかけて円高・株安が進行しました。おそらくアメリカの機関投資家やヘッジファンドあたりが、「なんとなく割高感があるよな。5年以上上げ続けてるし、少し売っとくか。」、ぐらいの理由から調整したのではないかと想像しています。その後、月末にかけてアメリカのQE3の終了決定があり、立て続けに日銀の追加緩和と、GPIFの資産構成見直しの公表で一気に雰囲気が変わりました。メディアも「円安の負の側面が!」とか言いながらも、ウキウキモードでの11月入りとなりました。

最近、毎月のように言っている気がしますが、着実に景気サイクルは進んできていると感じます。

特に、GPIFに関する議論をみていると、結局、株高時にさらにリスク資産を積み増し、株価上昇をさらに加速させる構図ですね。長期投資の権化であるべき年金基金がこのような投資行動をしているようでは、日本の投資リテラシーが疑われても仕方ないのではないでしょうか。個人的には、次の不景気時にリバランスするか、少なくとも5~10年ぐらい時間をかけるべきと考えていますが、それよりも短期間のうちにたんまり株式と海外資産を買い込んでしまうのではと懸念しています。

メディアに出てくるような外国人投資家は、GPIFの投資方針の変更を好意的に捉えているように見えますが、心の中では笑っていると思います。私たち日本国民にできることは、今回こそ高値つかみにならないことを祈るぐらいでしょう。

今月の売買

今月はバークシャー・ハサウェー(BRK.B)を買い増しするともに、国内の食品株でNISA枠を消費しました(まだ枠は半分ぐらい残っている)。年末時点でキャッシュ比率を25%にする年初の計画と比べると、キャッシュが不足気味の状況が続いていますので、ぼちぼちキャッシュを増やしていこうと考えています。

今年も残り僅かですが、引き続きよろしくお願いします!

【貯蓄率(57〜62%が目標)】
 +179%
 ※貯蓄率は、手取り収入に対する純資産の増加率と定義

【純資産の先月末比】
・円ベース +5.0%
・ドルベース+3.3%
  ※純資産は、総資産から負債をネットアウトしたもの