2015年4月5日日曜日

2015年3月末の資産状況

アニュアルレポート分析と雑感

3月は外国企業中心にアニュアルレポートが集中して出てくる季節なので、その分析を行っていました。私はエクセルで定型的なファイルを作って分析しているのですが、そのファイルをアップデートしながらいろいろと考えていました。

今のところ気になっているのは、欧米の製薬株などでやや割高感(というよりも収益性に問題)が出てきているものが多いなぁという印象で、これらの扱いに迷いが出ているというところです。日本の製薬株の暴騰ぶりには唖然としつつも、私は大塚HDしか持っていないので関係ないです(^_^;)

また、日米同様ですが、株価が大幅に上昇しているものと、そうでない企業の明暗がはっきりしていると感じています。株価は上昇していないが、しっかり実績を残してきた企業や業界があるのでこうした今のところ目立っていない企業群に分散投資をして、ブルマーケットで大怪我しないようにしたいと思っています。

今月はフィリップモリス(PM)を買い増ししたほか、日本株3銘柄に新規投資を行いました。売却はありませんでした。

引き続き、ゆるーく更新を続けようと思っていますのでよろしくお願いします!

【貯蓄率(59〜64%が目標)】
 25%
 ※貯蓄率は、手取り収入に対する純資産の増加率と定義

【純資産の先月末比】
・円ベース +0.3%
・ドルベース▲0.2%
  ※純資産は、総資産から負債をネットアウトしたもの

2015年3月14日土曜日

2015年2月末の資産状況

初心を忘れずに(自省を込めて)

少し遅くなりましたが2月の振り返りです。

今月も株式市場は好調に推移しました。円安も加わり資産は順調に増加しています。特に、出遅れ気味であった日本の中小型株の上昇も始まっている様子で、とうとう景気拡大も中盤から後半戦に差し掛かりつつあるなという気がしています(前回局面でいうと05~06年ぐらいをイメージ)。

この局面では、株式市場に新規参入者が増えるので、目をつぶって何を買っても報われます(今回は年金基金が目立ち、個人投資家はこれから本格参入か?)。したがって、現時点ではキャッシュ比率をできるだけ引き下げ、レバレッジを効かせることが最も有利な戦略となります。しかし、買いが買いを呼ぶ相場が永遠に続くことはないことは、経験豊かな投資家の皆さんならご承知の通りです。本格的にキャッシュポジションの積み上げが必要になりつつあると考えています。

今月の売買

そういいながら今月は日本株を2銘柄ほど購入しました。売りはなしです。キャッシュ比率は2割弱で2014年からほとんど変化がありません。好調な相場でキャッシュ比率を引き上げることは、言うは容易く、実際に行うのは難しいですね(悲観相場ではその逆となりますね)。

引き続きよろしくお願いします!

【貯蓄率(59〜64%が目標)】
 241%
 ※貯蓄率は、手取り収入に対する純資産の増加率と定義

【純資産の先月末比】
・円ベース +6.7%
・ドルベース+4.9%
  ※純資産は、総資産から負債をネットアウトしたもの

2015年1月31日土曜日

2015年1月末の資産状況

米国株は調整局面入りか

今月は米国株を中心とした海外株がやや弱めでした。これまで「ドル高(しかもかなりのハイペース)」と「株高」が両立してきた訳ですが、通常この動きが長続きすることはありません。ドル高が続けば企業収益が圧迫され株安、ドル安になれば株高というのがセオリーでしょう。特に、輸出企業やグローバル企業はその傾向が顕著になる筈です。一方で、内需株は通貨の動きに対し、そこまで敏感に反応しないということだと考えています。

米国株のバリュエーションは、(個々にばらつきはありますが)総じてみればやや割高だなと感じていますので、▲2割ぐらいの調整は普通にあり得ると思います。株価が伸び悩んでいると思われているグローバル株の代表格フィリップ・モリス(PM)をみても、円ベースでみると全然安くなっていないんですよね。願わくばもう一段安くなってくれないかなぁと思っています。


日本株は強めの動き

転じて日本株は今月なかなかの高パフォーマンスを示しました。特に、日清製粉グループや森永乳業などの食品株がかなり強めの動きとなりました。これまで日本株は「円安」が進んだ割には株価が反応していませんでしたので、その調整かもしれません。もちろん、日本の食品株のバリュエーションは、毎度のことですが既にバブル化している銘柄も多くなっているので、新規参入はには注意が必要です。投資実行時には、成長力とバリュエーションのバランスを考えることが必須ですね。

私があえて日本株を買うのは、インフレヘッジを強く意識しているからです。海外株で補えるかもしれませんが、インフレ時に円安が進まない場合もあり得えるのです。インフレは企業収益やバリュエーションに対して大きなマイナスインパクトを与えますが、インフレ下でも生き残ることのできる企業の株価は、最終的にインフレ後の物価水準に収斂することになります。安定した収益力や耐久力を備え、バリュエーションが適正な企業には淡々と投資する構えです。


今月の売買

NISA口座を利用してユニリーバ(UL)を追加購入しました。売却はなしです。

原油市場の下落がいつオイルメジャーの株価にインパクトを与えるのかが最近の関心事です。昨年から月に一度ぐらいしか投稿していませんが、長期的な視点で見守っていただければ幸いです(笑)

引き続きよろしくお願いします!

【貯蓄率(59〜64%が目標)】
 ▲68%
 ※貯蓄率は、手取り収入に対する純資産の増加率と定義

【純資産の先月末比】
・円ベース ▲1.0%
・ドルベース+1.5%
  ※純資産は、総資産から負債をネットアウトしたもの

2014年12月28日日曜日

2014年の振り返りと2015年の目標設定

2014年のパフォーマンス

まず、ターゲットとして最も重視している貯蓄率(手取り収入に対する純資産の増加率)は、148%と目標である57〜62%を大幅に上回る結果となりました。前年に続き、勤労所得(税金・社会保障費等控除後の手取りベース)以上の純資産増加となりました。

一方、現時点のキャッシュ比率は19%に止まっており、25%としていた目標を大きく下回りました。新規投資を抑制したため、前年末時点に比べると僅かに上昇しましたが、円安・株高によるリスク資産の評価額上昇に追いつきませんでした。特に、下半期の急速な円安進行が誤算でした。

同様の理由から、外貨資産比率も7割超と想定よりも高い水準となっています。ドル高により外貨資産の増加スピードが速く、日本円の蓄積が遅れています。

この結果、総資産から負債を控除した純資産は、2013年末対比で+77%増加しました(ドルベースでは+53%)。

調整がほとんどなかった1年

年初の1月に新興国からの資金流出を嫌気した株価の調整がありましたが、その後は殆ど調整といえる調整がなかった1年でした。エボラショックやら逆オイルショック(笑)などと世間は色々と騒いでいましたが、2月以降は1度も貯蓄率が100%を下回らない(勤労所得以上に資産が増え続ける)という信じ難い1年でした。

売買を振り返ると、海外株ではBRK.B、PEPを買い増しし、ADM、ADP、DOW、ORAN、AZN(一部)を売却しました。海外株は全体で買い増しとなりましたが、むしろ、今年は日本株への投資を増やした1年でした(多くは食品や小売企業への投資です)。

2015年の目標と現時点でのイメージ

2015年の目標は、①貯蓄率を59~64%、②キャッシュ比率を25%とし、基本的に現在のスタンスを維持する形です。

しかしながら、昨年や一昨年とは異なり、相場環境に対しては徐々に警戒感を高めています。世間では徐々に陶酔感が漂い始め、株式投資は報われて当然との認識が広がっているように見受けられるからです。

また、(これまで幅を利かせていた)アメリカ経済の先行きを疑問視する声はかき消され、総強気モードになりつつあるようにみえます。瞬間的にせよ、GDP成長率5%という数字をみせられると仕方ない気もしますが・・・

私もアメリカ経済に対しては基本的に楽観派ですが、株式市場に対しては中立の立場に変わりつつあります。バリュエーションをみると株価上昇余地はそれ程大きくないと思えますし、FRBが引き締めに動き始めていることを考えると、クライマックスは徐々に近づいている気がします。

現在の株価水準が維持されるのであれば、NISAの枠内程度の投資にとどめ、基本的にはキャッシュ待機することを考えています(既存銘柄を売ることは基本的にしない)。あと、エネルギーセクターの調整がさらに進んだ場合は投資を再開するかもしれません。

相場が好調すぎてやる気の出ない1年でしたが、来年も引き続きよろしくお願いします!2015年が皆さまにとってよい年となりますように!!

2014年12月2日火曜日

2014年11月末の資産状況

とうとう原油が下がり始めた

今月も円安が進み(1ドル111円→118円)、円ベースでみた資産額を押し上げました。これはこれで相当な変化ですが、今月のメインイベントは原油価格の下落(1バレル78ドル→65ドル)でしょう。OPECが減産しない方針を明らかにしたところ、先行きの供給過剰が意識され原油価格は大きく下落しました。背景には、世界最大の産油国であるサウジアラビアがアメリカの原油生産の急増を抑えるため、価格下落を容認したのではと伝えられています。

私自身は、1年ほど前に投稿したように(下記リンク参照)、原油価格の先行きには弱気です。1バレル100ドルを超える水準は到底維持できないと考え、投資を抑制してきました。このため、現時点の原油生産企業(XOM、CVX、COP、PBR)への投資比率は4%弱まで低下しています。

http://originalpension.blogspot.jp/2013/11/blog-post.html

世界で最も競争力のあるサウジアラビアが本気になってしまったのですから、採掘コストの高い企業から淘汰が進んでいくことになるのは間違いなさそうです。もちろんアメリカのシェール企業だけではなく、他国企業にも影響は及ぶでしょう。

また、調整が短期間のうちに完了するとはみておらず、長期に渡ることも覚悟する必要がありそうです。このため、個人的には焦って買う必要はないと思っています。1バレル60ドル前後であれば当面のフェアバリューかな?と考えていますが、アメリカの原油生産が頭打ちになるまでは反発はないでしょうから、当面は様子見しようと思っています。

結局は、エクソンモービル(XOM)あたりのオイルメジャーの競争力が再確認される展開になるのかもしれませんが、シェール企業の意外な生産性に驚かされる展開があれば面白いですね。

今月の売買

キンバリー・クラーク(KMB)からのスピンオフ(Halyard Health)がありましたが、それ以外は売買なし。年内は、NISAの残り枠を使って終わりになりそうです。

今年も残り僅かですが、引き続きよろしくお願いします!

【貯蓄率(57〜62%が目標)】
+344%
 ※貯蓄率は、手取り収入に対する純資産の増加率と定義

【純資産の先月末比】
・円ベース +13.4%
・ドルベース+6.7%
  ※純資産は、総資産から負債をネットアウトしたもの

2014年11月22日土曜日

円資産が増えても豊かになっていないという現実

アベノミクスが始まった直後の2013年2月に下記の記事を書きました。


当時の日経平均は11,000円程度で、現在は17,000円です。確かに甘利大臣が予想した通り、名目上の株価は上昇しました。しかし、円安になり、消費税が増税されました。
はっきり言いますと、日経平均が円ベースでいくらになろうが、私は興味がありませんし、本質的にあまり意味がないことだと思います。13,000円だって別に難しいことではない。円安になれば、株や実物資産の(表面)価格が上がり、現金の価値が下がるのですから。我々が有する実質的な購買力が上昇しなければ意味がないのです。本質的な経済成長とはそういうものだと思っています
これが経済成長でしょうか?円の価値を引き下げ、名目上の資産を増やし、その隙に消費税を増税することが何の役に立つのでしょうか?そうですね、財政再建には大いに役立つでしょう。結局、実質賃金は下がり、実物資産を保有しない大部分の日本人の生活は貧しくなっています。まあ、実際GDPはマイナス成長ですし、経済成長していないのですが。
資産を守ることができても、嬉しいわけではありません。大きな流れをみれば我々は貧しくなっている。しかし、政治家は原発事故の際に国民を騙したように、インフレになっても賃金が上がって消費が増えれば…とか希望を持たせることばかりしか言わない。こうした光景をみているのは、あまり気持ちのいいものではないですね。
閑話休題 。

私は普段のポートフォリオ管理に、①Google finance、②FINANCIAL TIMES(FT)、③Morningstarの3つを併用しています。すべて無料のサービスです。メジャーなところだと思いますが、みなさんはどのようなツールを使っているのでしょう?

それぞれ、長所と短所があるのですが、②FINANCIAL TIMES(FT)は意外におすすめです。何がおすすめかといいますと、任意の通貨ベースでの資産推移をグラフ化してくれる機能が気に入っています。

円でみると資産がすごい増えてるけれど、ドルだとまぁ普通だねと考えることができて、最近の急激な円資産の増加に対しても冷静でいることができるのです。

ちなみにGoogle financeでも同様の機能はあるのですが、保有銘柄が増えてくると正常にグラフが表示されなくなってしまいました。また、配当金再投資に対する機能がFINANCIAL TIMESやMorningstarに比べると弱いですね。

2014年11月3日月曜日

2014年10月末の資産状況

今月を振り返ると・・・

何が理由だったのかよく分かりませんが、中旬にかけて円高・株安が進行しました。おそらくアメリカの機関投資家やヘッジファンドあたりが、「なんとなく割高感があるよな。5年以上上げ続けてるし、少し売っとくか。」、ぐらいの理由から調整したのではないかと想像しています。その後、月末にかけてアメリカのQE3の終了決定があり、立て続けに日銀の追加緩和と、GPIFの資産構成見直しの公表で一気に雰囲気が変わりました。メディアも「円安の負の側面が!」とか言いながらも、ウキウキモードでの11月入りとなりました。

最近、毎月のように言っている気がしますが、着実に景気サイクルは進んできていると感じます。

特に、GPIFに関する議論をみていると、結局、株高時にさらにリスク資産を積み増し、株価上昇をさらに加速させる構図ですね。長期投資の権化であるべき年金基金がこのような投資行動をしているようでは、日本の投資リテラシーが疑われても仕方ないのではないでしょうか。個人的には、次の不景気時にリバランスするか、少なくとも5~10年ぐらい時間をかけるべきと考えていますが、それよりも短期間のうちにたんまり株式と海外資産を買い込んでしまうのではと懸念しています。

メディアに出てくるような外国人投資家は、GPIFの投資方針の変更を好意的に捉えているように見えますが、心の中では笑っていると思います。私たち日本国民にできることは、今回こそ高値つかみにならないことを祈るぐらいでしょう。

今月の売買

今月はバークシャー・ハサウェー(BRK.B)を買い増しするともに、国内の食品株でNISA枠を消費しました(まだ枠は半分ぐらい残っている)。年末時点でキャッシュ比率を25%にする年初の計画と比べると、キャッシュが不足気味の状況が続いていますので、ぼちぼちキャッシュを増やしていこうと考えています。

今年も残り僅かですが、引き続きよろしくお願いします!

【貯蓄率(57〜62%が目標)】
 +179%
 ※貯蓄率は、手取り収入に対する純資産の増加率と定義

【純資産の先月末比】
・円ベース +5.0%
・ドルベース+3.3%
  ※純資産は、総資産から負債をネットアウトしたもの